みなさんはワーホリという制度をご存じですか?
ワーホリは海外でのやりたいことを叶える為の夢の切符の様な物です。
例えば以下のような事を海外でしてみたい人はワーホリに向いているかもしれません。
- 海外で働いてみたい
- 海外で自分探しをしたい
- 海外で好きなことをしたい
しかし、ワーホリにもメリット・デメリットがあります。
ワーホリを利用してイギリスに移住したニールがワーホリのメリット・デメリットを語ります。
ワーホリの内容とは?
ワーホリとはワーキングホリデーの略です。
ワーホリは、
二国間の協定に基づいて異文化の中で休暇を楽しみつつ、その間の滞在資金を補うために一定の就労を認める査証(ビザ)、及び出国管理制度のこと
です。
そして青年(18~25歳、または30歳)が挑戦することができます。
各国に対して1回しか使えません。
日本とビザの協定を結んでいるのは以下26カ国です。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- 韓国
- フランス
- ドイツ
- イギリス(ワーキングホリデーではない)
- アイルランド
- デンマーク
- 台湾
- 香港
- ノルウェー
- ポルトガル
- ポーランド
- スロバキア
- オーストリア
- ハンガリー
- スペイン
- アルゼンチン
- チリ
- アイスランド
- チェコ
- リトアニア
- スウェーデン
- エストニア
- オランダ
イギリスは正式には、ワーキングホリデーではなくTier 5 (Youth Mobility Scheme) visaです。
YMSと呼ばれイギリスに住むことと2年間働くことが出来ます。
イギリスのようにワーキングホリデーの内容が国によって違います。
その為、興味がある国の政府のサイトできちんと応募条件などを確認する必要があります
ワーホリのメリット5つ
私が実際にワーホリをしている中で感じたメリットを4つ今回は紹介したいと思います。
何でもやりたいことを海外で出来る
ワーホリの最大のメリットは、
自分がやりたいと思ったことに挑戦出来ること
だと思います。
社会人になると海外で旅行・勉強・仕事等のやりたいこと等があっても時間を取ることが難しくなります。
私の趣味は海外旅行です
日本で正社員をしていた時は最大でも2、3日の連続の有給休暇取得が限界でヨーロッパに行くことが出来ませんでした。
有給休暇が多い企業に転職しても同様に長い連休を取ることは出来ませんでした。
悲しかったです
また、社会人になってから英語を海外の語学学校で学びたいという思いも強くありました。
色々なバックグラウンドのある学生とお互いの文化を学びつつ英語を勉強したかったからです。
20代後半になった時、
人生は短いのに、このままだと興味のあることが出来ずに終わってしまう
と思いました。
イギリスでワーホリをすることを決めたことで、念願の語学学校に2ヶ月通うことが出来ました。
コロナウイルスの影響でまだヨーロッパに旅行には行けていませんが、日本で正社員をしていたら難しかったイギリス国内旅行には行けました。
このように、ワーホリをきっかけにやりたいことを叶えることが出来ました。
国関係なく様々な人と出会える
ワーホリの良い所は様々な人と出会えることです。
私は以下のような人に出会いました。
- イギリスでナースになりたいヨーロッパ出身の30代主婦
- 英語教師になりたいアジア出身の30代女性
- エンジニアになりたいアジア出身の大学生
- 昇給するために英語を学びに来たアラブ出身の50代男性
- 本場の英語教育を学びに来た中学の英語教師の日本人30代女性
- 夏休みを利用して英語上達を目的に来たヨーロッパ出身の10代女性
国も年齢も違う友達ができて嬉しかったです
友達の考え方や文化を聞けることが出来て良い経験になりました。
また、イギリスで出会った日本人も日本で正社員を続けていたら決して出会えなかった人達です。
出身の都道府県も違い、職種も趣味も異なるからです。
辛いときに励まし合ったり、一緒に食事したり遊んだりしています。
そして、彼らの夢や努力の話を聞くと鼓舞されます。
日本人の友達も大切な存在です
精神的に強くなる
海外での生活は言葉や文化が違うので日本での生活以上に大変です。
この大変さは海外に渡航する前のビザ申請からスタートします。
ビザの申請の書類の準備や問い合わせ等があるからです。
また、日本のサービスの様にスムーズに進まないことが多くストレスがたまります。
他にも以下のような出来事が起こり乗り越えていくことで精神的に強くなれます。
- 就職活動
- 家探し(家賃交渉等)
- アパートをシェアしている同居人とのトラブル
- 違う言語での生活
- 1から生活基盤を作る
- 孤独、ホームシック
- 食、文化の違い
辛い事は人それぞれ違うと思いますが、壁を乗り越えていくことで精神的に強くなれます!
海外に長期滞在できる
国によって違いますが他の国に滞在する場合、滞在期限が決まっています。
滞在目的が観光かビジネスによって期間も異なりますが、海外での長期滞在はビザの面からハードルが高いです。
長期滞在出来るからこそ旅行ではなかなか出来ないその国の文化を体験し、さらに知ることが出来ます。
観光も余裕を持って楽しめるのも良いポイントです
短い期間だとどうしても訪れることが出来ない街にも行けます。
海外で仕事をすることが出来る
ワーホリは観光ビザと違うので働くことが出来ます。
働くことが出来るので渡航前の資金が少なくても、現地で生活費を稼げます。
アルバイトをしながら趣味活動をすることも、学校に通うことも出来ます。
または、フルタイムの仕事をしキャリアアップを目指すことも可能です。
新しい業界に挑戦する人もいます!
活躍が認められると就労ビザを貰えることもあるので、引き続きその国で滞在ができるチャンスもあります。
ちなみに私は語学学校卒業後にロンドンの日系企業で正社員として働いています。
日本で働いていた業界とは異なります。
正社員の仕事を選んだ理由は、
- ワーホリ後の日本での就職活動でアピールできる経験
- 少しでもイギリスで安定した生活をするため
です。
私のワーホリの友達は趣味をするために時間を調整しやすいアルバイトをしています。
人それぞれ違う働き方の選択が出来るのもメリットの1つです。
ワーホリのデメリット4つ
これまでは良い点をご紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
私が感じたデメリットを4つご紹介します。
ワーホリは年齢制限があり、各国1回だけの機会
ワーホリは残念ながら年齢制限があります。
基本的にビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下であることが条件です。
30歳ギリギリでワーホリに挑戦することを表すギリホリと言う言葉があるくらいです。
その為、申請する年齢を考慮する必要があります。
私が出会った方は以下のようなタイミングでした。
- 大学卒業後
- 社会経験を積んでから
- 資金が貯まってから
- ギリホリ
せっかくワーホリを決意しても
年齢制限で申請できない!
ということにならないように注意しましょう。
その為、ワーホリ後に同じ国に長く滞在したい場合は他の方法を考える必要があります。
経験を積むためや日本に帰りたくない理由で各国でワーホリをして回っている人もいます。
帰国後の仕事が心配になる
ワーキングホリデーという名前にホリデーがあることで、世間体では遊んでいるイメージがもたれている印象です。
実際に私も
旅行の延長線上で遊ぶのでしょう?
と言われたことがあります。
その為、就活の時に評価されないリスクがあります。
日本での職歴に空白期間が出来てしまう
と私自身もワーホリを決める前にとても心配になりました。
しかし、海外で生活することは大変なことなので評価してくれる場所があると信じています。
何をしていたかを問われた時にきちんと答えられるように計画をしておくと良いかもしれないです。
仕事を探すのが大変
海外で仕事を探すとき、ビザの種類とビザの期間を聞かれる場合が多いです。
働くことが出来ないビザでは雇って貰えませんし、就労ビザを出してくれる企業ばかりではありません。
ビザの残り期間が短い場合は新人研修をしても、研修が終わってすぐに帰国されたら困ると考える企業も多いです。
その為、ビザの期間が短くなると仕事を探すのが大変になってしまいます。
さらに、実際に就職活動をして給与が低いと感じました。
企業側の方が立場が強く生活ギリギリの給与を提示していた企業もありました。
日本と同じ位の給与が貰えるとは限りません。
その為、生活が成り立つ仕事を探すのが大変です。
給与交渉をしてみるのも良い方法かもしれません!
日本にいる友達と疎遠になる
時差や距離などの関係で日本にいる友達と疎遠になってしまいます。
インターネットを通じて電話も気軽にできる時代です。
しかし、私の場合日本とイギリスの時差は8時間(サマータイムの場合)ある為今まで通りにいきませんでした。
さらに、私は毎日生きることに必死でなかなか友達に連絡ができていませんでした。
友達が減ってしまったな
と思います。
また、簡単に日本に帰国できない為大切なイベント等にも参加できないのが現状です。
ポジティブに考えれば、海外にいても仲良くしてくれる日本にいる友達は親しい友達と考えられるでしょう。
新しい出会いもワーホリを通してあるので気の合う友達がきっと見つかります。
心配しすぎなくても大丈夫です!
いがかがでしたか?
ワーホリはメリットもデメリットもあります。
私はワーホリをしたことを後悔していません。
自分を大きく成長させることが出来たと思うからです。
ワーホリを悩んでいる人の参考に少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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