JapaNEOでは、「.com」ではなく、「.co」ドメインを使用しています。本当は、「japaneo.com」を使用したかったのですが、既にドメイン名が使用されていて、仕方なく「japaneo.co」を購入したのがきっかけでした。他にも、「.net」も検討したのですが、「japaneo.co」が何だかカッコよく思えてしまったのです。
そんな何も意識せず購入した「.co」ドメインでしたが、実は意外なひもくみとの繋がりと、ドメインとしての可能性を秘めていたのです!今では、「.co」ドメインを選んで良かったとさえ思っています。
「.co」ドメインとは?
「.co」は、元々コロンビアのドメイン名でした。現在コロンビアに住んでいるひもくみは、ちょっと驚きです!コロンビアに住む前から知らずにコロンビアのドメインを使用していたのです。元々ロス・アンデス大学が、このドメインを管理していました。
しかし、この「.co」ドメイン。他の国で会社の「COmpany)」、法人「COrporation」、商業「COmmerce」などのように、かなり応用可能なドメインです。実際に、第二レベルドメインとして日本でも「.co.jp」というドメインがありますよね?こういう使い方が、他の国でもされていたのです。
このように、「.co」ドメインは様々な国でも、第二レベルのドメインで使用されていた事から、「国際的に使用できるドメインにしても良いんじゃない?」という議論が2000年に沸き起こりました。
しかし、管理者であるロス・アンデス大学は拒否。なので、コロンビア国内限定のドメインとなってしまいました。しかし、年を経るごとに見直され始め、2010年~2011年にかけてccTLDとしての使用だけでなく、gTLDのように誰でも使用可能なドメインとする事に決めたのです。
「.co」ドメインがオープンに!
ccTLD?gTLD??となっている人もいますよね。gTLDとは、特定の領域・ 分野ごとに割り当てられ、地域に関係なくグローバルに使えるドメインを指します。例えば、「.com」=「company」のようなドメインです。
一方、ccTLDとは、各国や地域により割り当てられたドメインです。原則2文字使用で、地域内だけの限定使用のものと、gTLDのように世界で使用できるものとがあります。「.co」ドメインは、世界で使用できるドメインです。
何故、「.co」ドメインの国際的使用を拒否していたコロンビアが、いきなりOKを出したのか?これには、理由がありそうです。
各ccTLDの取得要件はレジストリが決めることになっており、多くの国・地域では域内に居住・登記する個人や法人にしか発行しないといった制限を課しているが、gTLDのように誰でも取得できるようにして外貨の獲得源としている国もある。
割り当てられたコードがたまたま英単語に一致したり覚えやすい文字列になっている発展途上国などに多く見られ、著名な例ではトンガの「.to」ドメイン、ツバルの「.tv」ドメイン、英領ココス諸島の「.cc」などが知られる。
(出典:IT用語辞典より)
はっきりとは分かりませんが、世界で使用されやすいドメインを売り込み、外貨獲得を目指している可能性はあるかもしれませんね。偏見かもしれませんが、コロンビアは発展途上国なので、海外でドメイン名を売り込み、稼いでいる可能性は大いにあると思います。
大手企業が「.co」ドメインに参入
Googleが「.co」ドメインを国際的に使用する事を認めた後、2011年頃から実際に「.co」ドメインを購入した大手企業が何社もあります。Googleが認めたり、大手企業の参入により、おそらくここら辺から、「.co」に対する信用性が生まれたのだと思います。
その後、現在に至るまで企業が取得する人気ドメイン候補の一つとして定着し始めています。「.co」ドメインを取得した有名企業を、ここでは具体的にご紹介して行きます!
Twitterの「t.co」
皆さんお馴染みなのは、Twitterかもしれませんね!Twitterに流れて来るリンクのURLをクリックすると、「t.co」経由で飛ばされます。Twitterでは、「t.co」ドメインについて、このように説明していました。
Twitterはt.coドメインをサービスの一部として使用しています。不利益を与える活動からユーザーを守り、エコシステムの開発者へ価値の高いサービスを提供し、関連性が高く興味深いツイートを抽出する品質を確保するためです。
(出典:https://t.co/より)
安全性の他にも、Twitterはツイートの最大文字数が決められているので、URLの短縮としても利便性を発揮しております。
Googleの「g.co」
Googleも、「g.co」という一文字のドメイン名を購入しております。公式サイト用に作成したらしく、GメールやPicasaなどのGoogleのサービスに使用されているはずなのですが・・・・。いくら探しても、「g.co」ドメインのURLが見つかりませんでした。
Googleで「g.co」と探してみると、
g.coについて
このページには、GoogleのウェブサイトのためのGoogleの公式URLショートカット「g.co」を入力するかリンクしたので、あなたはこのページに到着しました。
短い「g.co」リンクが表示されている場合は、常にGoogleサービスやサービスにつながると信じられます。
(出典:https://g.co/より)
と表示され、「本当に使われているの?」と疑問を持っています。Googleがこのドメインを購入したのが2011年。1文字の「.co」ドメイン購入は、1億円以上するとも噂されています。Googleだけでなく、Amazonも「a.co」ドメインを購入していますが、使われているのかは謎です。
「.co」ドメインにはチャンスが多い
ここまで「.co」ドメインを取り上げてきましたが、「.com」に比べてまだまだ人気なドメインではありません。だからこそ、チャンスでもあります。「.co」だと、「.com」では取れなかったドメインも、残っている可能性が大いにあるのです。
また、先ほども述べた通り、会社の「COmpany)」、法人「COrporation」、商業「COmmerce」などのように、「.co」は何らかの組織にとても便利なドメインです。「.com」とも一文字違いなので、ドメインの中では比較的覚えやすい部類でしょう。
その他にも、GoogleやTwitterのように短縮URLとして利用されるケースもあります。短縮URLとして利用されるという事は、覚えやすいドメイン名である事は間違いありません。これだけ柔軟性のあるドメイン名は、他と比べて珍しいのではないでしょうか?
私は「japaneo.co」を購入しましたが、カッコ良いと感じた理由以外にも、「何だかブランドっぽいドメインだな」とも思ったんです。一般的な「.com」ドメインと比較すると、今はまだ有名ではなく料金も割高です。年間3,500円以上は支払っています。
ですが、私は「.co」にした事を満足しています。このドメインにした事により、トラフィックに問題がある事もありませんしね。JapaNEOは現在2万PVほどですが、その流入も記事の質によるものです。ドメイン名は覚えやすさに影響しますが、SEOには影響しないというのが分かりますね。なので、「.com」のように今後「.co」が有名になれるか非常に楽しみにしております!
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