BLでなぜ『カップリング戦争(争い)』が起こるのか?

正解のない争いをどうして私たちは繰り返してしまうのだろうか…。

よくある腐女子の会話。

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昨日のおっさんずラブ観た!?

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観た!!ヤバかった!!

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今季一番のドラマでしょ!

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だよね~!!!

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もう絶対最後は牧春くっつくでしょ!

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…は?

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…えっ?

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牧春?春牧の間違いでしょ

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いやいやいや、絶対牧春じゃん。どうやったら春牧になるわけ!?

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( ゚Д゚)ハァ?春田の方が牧君より身長高いし、牧君のあのベビーフェイスは完全に受けじゃん!?

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何言ってんの!?ドラマちゃんと観てる!?ノンケの春田がどうやって攻めるんだよ!?どう考えたって牧君が攻めだろうが!!つか、はるたんは天使じゃん!?受けじゃん!!

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…私は武牧派なんだけど

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そこはない!!

カップリング戦争。それは腐女子達による不毛な争いなのです。なぜ争いは生まれてしまうのか…。

カップリング戦争とは?

カップリング戦争のはっきりした定義はどうやらないみたいです。ピクシブ百科事典にも載っていませんでした。(2018年10月1日現在)

なのでここではカップリング戦争を

とある一つの作品の登場人物達をBL妄想した時に生じるカップリングの相違

と定義させていただきます。

この定義で考えた場合、カップリング戦争には4つのパターンが考えられると思います。

  1. 同じ登場人物カップルだが、攻め受けの概念が違う。 Ex)A×B VS B×A
  2. とある一人の登場人物を組み合わせるカップルの人物が違う。受け攻めの価値観は同じ。 Ex)A×B VS C×B
  3. とある一人の登場人物を組み合わせるカップルの人物が違う。受け攻めの価値観も違う。 Ex)A×B VS B×C
  4. 組み合わせるカップルの登場人物が違う。 Ex)A×B VS C×D

こう考えるともはや平和でいる方が珍しいことなのかもしれませんね…。戦いの火種は至るところにあるのです。

A×B VS B×A

同じ登場人物カップルだが、攻め受けの概念が違う。

個人的にこのパターンが一番多いですし、戦争もヒートアップしているイメージがあります。

どちらが受け攻めかは腐女子にとってかなり気になるところです。要はベッドの上でどちらが主導権を握るのか…というところなのですが、それがある意味どちらの方が力関係が上なのかに発展してしまうのだと思います。だからこそ、

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B君が受けであるわけがない!!

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A君が攻め!?ありえないでしょ!!

と思ってしまうのでしょう。

というかこういう文章を書いていてあれなのですが、腐女子が攻め受けの決め手など本能としか言えないよう気がします。

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すくなくとも私は本能です。はっきりとした理由などない。

いや、色々タイプや傾向はあると思うのですよ。身長が高い方が攻め、目が大きい方が受け、とか。でももはやそういうセオリーがなくなってしまったのが、今のBL界なんですよね。今は別に高身長な受けもいますからね…。腐女子は属性だけでなく、関係性も重視しますから複雑なのです。まぁだからこそ戦争も勃発しているのですが。

A×B VS C×B

とある一人の登場人物を組み合わせるカップルの人物が違う。受け攻めの価値観は同じ。

実は案外このパターンはそんなに戦争が起きていないような気がします。もちろんCP固定といってこのカップル以外は絶対に地雷(腐女子用語で話題NGのことです)という人もいますが、そうでない場合は案外素直に受け入れられているような気がします。

その大きな要因は総受けという概念が広く腐女子の中で共有されているからです。

総受けとは受けの男の子だけ固定して、攻めは様々なキャラクターを組み合わせることです。つまりA×B、C×B、D×BだとBは総受けとなります。こう書くと

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えっ、Bめっちゃビッチじゃん

と思うかも知れませんが、Bがビッチというよりかは、Bを中心にして色んな恋愛模様を楽しみたいというのが近いと思います。Bが乙女ゲームの主人公的ポジションにいると思ってください。(男同士ですが)なんというか、世界線が違うと言いますか…。とにかくビッチとはまた少し違うのです。

総攻めという言葉もありますが、圧倒的に多いのは総受けのように思います。一般的に腐女子は攻めよりも受けをかわいがる傾向があります。これは私の経験上そうです。私が今まで出会った腐女子の大概が受け好きでした。私は攻め好きなのですが、そう言うたびに

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珍しいね

と言われてきました。おそらく攻め男性を好むような人は、夢女子傾向が強いのかなと思っています。

*夢女子と腐女子の違いは『BL女子(腐女子)と夢女子の違いとは?』で書いています。

もちろん私のような攻め好きな腐女子もいますので、腐女子も千差万別なのです。

A×B VS C×A

とある一人の登場人物を組み合わせるカップルの人物が違う。受け攻めの価値観も違う。

ここはもはや価値観が違いすぎて、戦うことも放棄するレベルだと思います。ですがここをこじらすと一番やっかいな戦争かもしれません。CPの組み合わせも受け攻めも違うというダブル攻撃ですからね。ただここで戦争を起こす人はかなりのファイターでしょう。だいぶ血の気が多いような気がします。私としては別次元の話というか、そういうことで片付けてしまう気がします。

関係性重視系の腐女子は関係性の如何によっては受け攻め交代もありえるという人は確かにいますが、一般的な腐女子かと言われたら首をかしげてしまいます。

A×B VS C×D

組み合わせるカップルの登場人物が違う。

ここはカップリングについての戦争というよりも、勧誘合戦みたいな形になっているような気がします(笑)

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うちのCPの方が美味しいよ

ってお互いに言い合っている…というね。

あとはどちらの方がジャンル(元ネタ)的に王道かというところで論争していたりするイメージがあります。

王道かマイナーかというのも腐女子としては気になるところです。王道CPだったら二次創作の供給がハンパないので、集団の力というか、それだけで正義のような気がしてくるのです。

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不思議ですよね

(1)~(4)で戦争の起こりやすさはそれぞれあると思いますが、基本的に戦争に巻き込まれたら面倒くさいことになることは変わりません。

どうぞ腐女子の皆さん、お互い気をつけましょうね。

カップリング戦争はなぜ起こるのか?

では、どうしてそもそもこんな不毛な戦いが起こるのでしょうか?

この答えは実は簡単です。それは

BLのカップリングに正解などないから

です。

なんだったら、大抵の二次創作で妄想されているBLカップリングは公式が認めている関係性ではないので、もはやBL妄想している時点で不正解なのかもしれません。

しかし、ファンは盲目です。自分が推しているCPが正解だと信じこんでいるのです。だから、自分とは違うCPを見ると許せなくなるのです。

正解不正解というとなんだか言葉がキツイですが、腐女子は腐女子なりに自分が好きなCPに対して価値観を見出しています。そこに違う価値観をもったCPを推している人に出会うとします。お互いの価値観を認め合えればいいのですが、悲しきかな価値観の否定が始まると、戦争へと発展してしまうのです…。

カップリング戦争を終わらせることはできる?

カップリング戦争を終わらせる唯一の方法は元ネタである作品の公式がBL展開して正式なカップリングを作るということです。BLカップリングに答えを出せるのは公式しかいないので、それをされたら大抵の腐女子は戦争を起こす気力はなくなります。(公式無視してでも推したいCPがいるという腐女子さんは分かりませんが)

しかし、そんなこと絶対できない公式がほとんどです。長年腐女子の住処となっている週刊少年ジャンプの人気漫画が急にゲイカップルを量産しだしたらおかしいでしょう。ジャンプのカラーだったりテーマから逸れてしまいます。

私は基本的にカップリング戦争は終わらないと思っています。戦争を起こす人はそれだけその作品に対して強い愛を持っている証拠だとすら思います。ただし、度を過ぎた戦争を起こす人は正直人間性に問題ありだと思っています。

作品への愛を示したいのは分かります。自分のCPの価値観を認めてほしいという承認欲求も分かります。ただし、だからと言って人を傷つけていい理由にはなりません

ここに腐女子達が気付けるかどうか。カップリング戦争を終わらすことは不可能でも、泥沼戦争を避けることは腐女子達の力量で可能ではないでしょうか。

腐女子の皆さん、どうぞお互いを傷つけることなく推しCPの愛を叫んでいただけたらと思います。

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