この記事の筆者であるfifiとオランダ在住のオランダ人彼氏と国際恋愛を始めて1年半以上が経ちました。
コロナの影響でお互いに国の行き来が難しいからこそ、当初はまったく予想していなかった長い遠距離恋愛になってしまいました。
遠距離恋愛自体初めてだったfifiにとって国際遠距離恋愛は何もかも初めてなことばかり。
今回は国際遠距離恋愛における連絡頻度について私の体験談をふまえて、語らせていただきます。
連絡は多い方がいい?少ない方がいい?
連絡頻度が多い方がいいか、少ない方がいいか
このことで悩んでいる国際恋愛をしている人も多いのではないでしょうか。
結論から言ってそのことを悩んでいる時点で、その人にとって今の連絡頻度はベストではありません
なぜならベストな連絡頻度とはカップルがそのことで悩まない頻度だからです。
問題がなければ何も悩まないのです。
もし、連絡頻度が多いか少ないかで悩んでいる人がいるとしたら、相手からの連絡が少なすぎるか連絡が多すぎるのどちらかです。
まずは自分は一体どちらで悩んでいるのかを見極めましょう
相手からの連絡が少なすぎる場合
相手からの連絡が少なすぎて不安を感じてしまう人は一定数いると思います。
特に国際遠距離恋愛の場合、距離がとてつもなく離れておりすぐに会いに行ける状態でもないので不安になりやすいのだと思います。
まずはあなたの不安をパートナーと共有してみてください。
なぜ相手からの連絡が少ないのか、もしかしたら理由があるかもしれません。
私の場合、今のオランダ人彼と国際遠距離恋愛をし始めた頃、彼から
今、お兄ちゃんがオランダにいるから、あまり連絡が出来なくなるかもしれない
と言われたことがありました。
言われた当初は
そうなんだ~
くらいに思っていたのですが、そこから本当に通話がなくなりました。
メッセージは返してくれていたのですが(それも前ほど迅速ではなくなりました)、毎週1回は通話していた私からしたら急な変化に驚きました。
平日はお互い仕事をしていた+時差の関係でほぼ電話できないので、土日に電話もしくはビデオ通話をするのが私たちのルーティーンだったのです。
しかし、彼の兄が登場してからというもの
今日はお兄ちゃんとマウンテンバイクに行くんだ
とか
今日はお兄ちゃんと一緒にゲームをするんだ
など、どこへ行くにもお兄ちゃんが登場するようになります。
えっ、こんなにブラコンだったの…
と私は若干引いてしまう程でした。
彼からのメッセージは
- お兄ちゃんと一緒にマウンテンバイクをしている写真
- お兄ちゃんの愛車の写真
- お兄ちゃんと一緒に食べたピザ屋さんのピザの写真
などが送られてきます。
私が
少しでもいいから電話したいな
と言うと、小声で電話を返してきて
今お兄ちゃんが部屋で寝てるから電話出来ないんだ
と言われる始末。
私って一体…
と付き合った当初は思ってしまいました。
特にその時は私は仕事を始めたばかりで自分でもいっぱいいっぱいだった時でした。
私は正直に自分の気持ちを彼に伝えることにしました。
今週は電話できる?今週が無理なら来週は電話できる?いつなら私と電話できる?
と彼に伝え、彼としっかり話せる日を決めたのです。
そして
あなたのお兄さんが来てから、あなたは私との電話が減ったよね。私は寂しく感じているよ
と伝えました。すると彼は
本当にごめんね。実は…
と彼が抱えていた家族問題を話しだしました。
彼のお兄さんはオランダに定住している訳ではなく、世界を車で旅するような人生を送っています。
オランダでアルバイトをしてお金を貯めると、すぐに車を走らせて他の国へと旅立っていくのです。
なんだか彼のお兄さんはスナフキンみたいな人だなぁ
と初めて私がその話を聞いた時の印象でした。
そんな不安定な人生を持つ彼のお兄さんと彼の両親は価値観が合わず、ある日大喧嘩に。
それ以降、彼がお兄さんと両親の間を取り持つようなポジションになりました。
僕はお兄ちゃんと両親が仲良くなれるとは思っていない。だけど、僕らは家族だから。せめてお兄ちゃんがオランダにいる間だけは僕を通じて家族を感じて欲しいんだ
彼は家族の問題を解決しようとしていただけだったのです。
でも、fifiがそれで寂しい思いをしているのは問題だね。分かった。週一回はお兄ちゃんと遊ぶのを辞める。確かに僕も全ての週末をお兄ちゃんに使うのはおかしいと思う
と言ってくれ、週一回の通話は確約されました。
そしてお兄ちゃんが再び旅立った後は、またいつものような連絡頻度に戻ったのです。
自分の想いを共有することは大事なんだな
とこの時に私は学びました。
相手からの連絡が多すぎる場合
相手からのメッセージや通話がひっきりなしにくるのも、場合によってはストレスです。
なぜなら、メッセージが来れば
返信しなければ!
と思ったり、電話が鳴れば
でなきゃ!
と思ってしまうからです。
この○○しなきゃという感情は厄介で、自分で自分の首を絞めていくことになります。
この場合もやはり自分の状態を彼にきちんと伝えることが大切だと思います。
私の場合は前職でうつ病を発症して、何もかもが嫌になってしまった時がありました。
そんな時、彼から連絡が来て思ったことは
英語喋るのしんどいな
でした。
私は決して英語が得意という訳ではなく、TOEICスコア405というTOEIC平均より100以上も低い英語力です。
そんな私がたまたま飛行機で隣に座った今のオランダ人の彼に出会い、そこから交際へと発展しました。
最初は彼の言っていることが分からなかったし、私も何を言えばいいのか分からなくて、ずっとGoogle翻訳ばかりを頼っていました。
出会った当初は彼の顔を見る時間よりスマホで翻訳を見ている時間の方が長いほどでした。
少しずつ少しずつ彼の言っていることが分かるようになったとはいえ、まだまだ難しい話は出来ません。
そんな私が鬱になり、何が辛いのか、どうしてこんなに元気がないのかを英語で彼に説明しなければならない。
心療内科で医者に言われたこと、カウンセラーに通ってそこで話したこと、日本語だったらすぐに言えるけど、英語だと難しい。
私はすぐに嫌になりました。
私は彼の電話中無言になることが増え、最終的に
もう英語を喋りたくない
と言いました。
すると彼は
分かった
と言いました。
英語がしんどいなら、日本語でもいい。僕の電話が辛いなら答えなくてもいい。ただ忘れないで欲しいのは、君は本当に素敵(great)だし、一番(best)だってことだよ
しかし、当時の私は鬱になっていたくらいなので全てにおいてマイナス思考でした。
あなたからの連絡を返せないなんて、良い彼女じゃない
とか
私はもう何も出来ない
など本当に色々言ったと思います。
しかも日本語で。
彼はそんな私を受け入れ、
大丈夫
と日本語で返してくれました。
もちろん、彼は私の言っている日本語が分かった訳ではありません。
しかし、彼はいつも
Everything always 大丈夫
と呪文のようにそれを繰り返していました。
それからの私は彼からの電話を時には無視したり、彼からのメッセージをすぐに返すということを辞めました。
もちろん寝る前に一言メッセージは送るので、丸一日無視をするとかそういうことはありません。
それでも自分から○○しなければという想いが少しずつ消えていきました。
私は自分の中に理想の彼女像みたいなものを作ってしまい、それと異なった行動をすると自分で自分が許せなくなってしまっていたのだと思います。
まずは前のように連絡出来なくなってしまった自分を認めることから始めました。
そうしてきちんと治療し、時間が経つと病気も回復してきます。
元気になってくると自然と彼と良いコミュニケーションが取れるようになれました。
病気だったあの時に無理しなくて本当に良かったです
この一件以来、私の中で彼の連絡は必ず返さなくてはならないという想いはなくなりました。
今では面白いゲームに夢中になっている時に彼から電話がかかって来ても無視しちゃうほどになりました。
あんまり無視しすぎるのは良くないとは思いますが、
fifiが人生を楽しむことが一番だよ
という彼の言葉に甘えて、自分をハッピーにすることを一番にしています。
国際恋愛で大切なこと
私の実体験を色々盛り込みながら国際恋愛における連絡頻度についてお話してきましたが、最後は連絡頻度以上に私が国際恋愛を続ける上で大切だと思っていることをご紹介したいと思います。
それはストレスをなるべく減らすです。
国際恋愛は一般的な日本人同士のお付き合いよりもストレスに感じることがままあります。
それは言葉の問題から始まり、文化や価値観の違いなど様々です。
国際遠距離恋愛だとそれに更に時差だったり、ビザのことや、最近だとコロナ関連のことだったりがプラスされます。
もし私が日本人の男性と付き合っていたら絶対にこのことでは悩まないでしょう。
だからこそ、せめてパートナーとの間の中だけはストレスを少なくしておきたいのです
なので相手の言葉で嫌だと思ったことはすぐに言ったり、相手が何を考えているのか、感じているのかを聞くのはとても大切だと思います。
相手は産まれた国も育ってきた文化も違うのです。
雰囲気で察して
は絶対に通用しません。
自分が不安に思っていることや相手が悩んでいることを二人で乗り越え、幸せになることが恋愛の究極な形なのではないでしょうか
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