海外移住をすると、当然ですが日本にいた時よりも環境がガラリと変わってしまいます。
もちろん、海外移住の良し悪しがあり、それらを天秤にかけて海外生活を決めるのもありでしょう。
皆様こんにちは!私ひもくみは海外で4年近く生活している者です
そんな私が感じた、海外生活の中のメリットとデメリットをご紹介して行きます。
海外移住のメリット
海外移住をして得られるメリットは、日本社会のストレスを解消してくれるものばかりです。
果たして、そのメリットとは一体何なのでしょうか?
全て自己責任で行える
どの状況にせよ、日本生活以上の責任が海外では生まれ、それら責任に自分で対処していかなければなりません。
仕事の場合、海外では日本以上にフリーランスの形態で働いている人は多くいます。
実際に、私たち夫婦はコロンビアでフリーランサーとして働いていました!
発展途上国の場合、正規雇用として働くよりもフリーランサーとして働いた方が稼げる場合があります。
コロンビアの正規雇用の平均給与は3万円ほどですが、
私の夫は、家庭教師で最高月12万円以上稼いでいた時もありました!
そんな稼げる時期もある一方、12月や1月は閑散期となり収入が0円の時もありました。
もちろん、このように変動の激しい働き方をしている人達ばかりではありませんが、
フリーランスの仕事が発展途上国の正社員よりも給与が高い
という事はよくあるので、自己責任は重くなる分、自分の努力次第で平均給与以上を稼げたりもします。
発展途上だと物価が安い
アメリカなどの先進国に住んでいる方には当てはまりませんが、フィリピンなどの発展途上国に住んでいると本当に物価が安いです。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- インターネット代
これら全てが安くなります。
例えば、コロンビアで贅沢をせず2人暮らしをした場合、全ての支出は5~6万円代となります。
これもまた発展途上国あるあるですが、自炊するよりも外食する方が安い場合があります。
コロンビアのお昼は本当にボリューミーで、晩御飯にお昼の残りを食べたり、パンなどを食べるだけで満足だったりします。
その結果、その分の食費が浮くので、自炊よりも食費を節約出来るのです。
自由な時間が手に入る
日本だと、仕事の残業に追われたり、同僚の飲み会に参加したりで、なかなか自分の時間を持つのは難しいかもしれません。
ですが、海外の人達はプライバシーの考え方を持っている人が多い為、個人の時間を持てる機会が多いのです。
その自由な時間を使って、
- 自分の趣味に没頭する
- 家族や友人と一緒に過ごす
- 資格の為の勉強をする
などに時間を費やす事が、日本よりも容易く出来たりします。
自由な時間を手に入れたい!
という動機で、海外移住を考えるのもありでしょう。
新しい価値観を持てる
海外に移住すると、すでにあなたはその国の外国人です。
なので、様々な面で文化的な違いを感じるでしょう。
例えば、南米ではとても時間にルーズで人生の計画性も皆無です。
日本人からしたらストレスだらけかもですが、時間や計画に縛られて鬱気味な日本人にとっては学ぶべき価値観かもしれません。
そういった価値観を学ぶ事が出来れば、あなたはさらに精神的に成長できるはず!
考え方に変化をもたらす環境は、あなたの性格を寛容にしてくれます。
なので、今後の人脈形成にもきっと良い広がりを与えてくれますよ。
自分を押し殺す必要なし
日本には、暗黙の了解や同調圧力といった言葉を身に染みる場面ってたくさんありますよね。
言わなくても分かるよね?
という空気がどの場面でもあり、
私も実際にそう言われた事があります…!
新入社員のリクルートスーツが典型的な例ですが、日本では同一である事が他の国よりも求められます。
そういった「空気」が、結果的に個人を押し殺す事にも繋がるのです。
しかし、海外では日本よりもアイデンティティや個性を尊重します。
なので、今まで日本で押し殺してきた自分を、海外では自由に解放する事が出来るでしょう。
花粉症から解放される
毎年来る日本の花粉症は、人によっては本当にきついですよね。
そんな花粉症から解放されるのが「海外移住」です。
日本の花粉症がきついから、海外移住を考えました
という日本人は意外と多いんですよ!
花粉症以外にも、中国から来る黄砂も目や鼻の痒(かゆ)さの原因となっています。
この問題も、国によっては解消される事もあります。
他にも、日本でよく多発する地震も海外では珍しい事です。
コロンビアで震度3くらいの地震が起こっただけで、みんなパニックでした(笑)
それほど、花粉症や黄砂、地震などの自然災害は日本でよく起こっているのです。
料理の薄味に慣れる
海外で生活していると、塩気の薄い料理に嫌気がさしたりします。
むしろ、日本料理が塩を使う料理が多いのです。
それぞれの国で伝統料理は違いますが、
豆とジャガイモは全世界共通でよく使われていると思います…!
そして、そんな塩気の薄い料理に自分で塩を振って食べる事がよくあります。
海外移住する前は、日本料理の味の濃さなんて気にしていませんでした。
しかし、海外生活の中でずっと薄味の料理を味わっていると、その塩気の無い味に舌が慣れてしまうのです。
健康を気にするなら塩分を控えた方が良いので、塩分控えめな海外の食事はあなたの健康を向上させるでしょう。
海外移住のデメリット
海外移住をした事により、日本とは違ったデメリットもあります。
果たして、そのデメリットとは一体何なのでしょうか?
仕事を見つけるのが難しい
海外では日本と同じように、仕事を見つけるのは難しいかもしれません。
なぜなら、発展途上国と先進国のどちらも、それぞれ以下の問題があるからです。
- 発展途上国:給与が低い
- 先進国:求められるスキルが高い
それでは、海外移住の中で仕事を見つけるのは無理ゲーなのでしょうか?
日本人が海外移住の中で見つけられる仕事をまとめた記事があるので、
海外で仕事するなら?海外移住者が仕事を行う3つの実践方法
海外移住を考えた時に、一番最初に考えることは仕事ではないでしょうか?海外で働くには、現地の仕事やリモートワーク、フリーランスなど色々な働き方があります。この記事では、海外で生計を立てている海外在住者たちが、海外で働く方法を体験談と共にまとめてご紹介しています!
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医療レベルが下がる
海外生活をしていると、
日本の医療レベルって高かったんだなぁ
と驚かされます。
海外の医療は医者に診察してもらうのに時間が掛かったり、お金が思ったよりも掛かったりします。
なので、基本的に病院の診察は短めで、薬で処方して行く形となります。
その分、薬の効果は日本の薬よりも抜群なので、風邪程度であれば薬で解決出来るでしょう。
ですが、重い病気の場合は病院で手術や入院を行う為、日本以上に時間やお金を心配する事になります。
日常のストレスがある
海外では、日本以上に日常トラブルや身の危険があります。
日常トラブルの例を挙げれば、
- 隣人の騒音問題
- 突然の停電や断水
- 乞食に絡まれる
など国にもよりますが、日常茶飯事で起きたりします。
また、窃盗もよく聞くニュースで、抵抗すればナイフで刺される事もあります。
こういった問題があるので、海外移住をためらう人も多いのではないでしょうか?
このような日常のストレスに慣れれば問題はありませんが、日本と比較してしまうと海外生活はどうしても厳しいかもしれませんね。
高価格で低クオリティー
果物や野菜に関しては新鮮で安い国も多いのですが、電気製品や家具などに関しては、
日本製品って、やっぱキレイで長持ちなんだな…
と思う事がしばしばあります。
また、海外の電気製品や家具などは低クオリティーのわりに値段は高いのです。
例えば、海外でよく高いものと言えば、
- 歯ブラシ
- 化粧水や乳液
- 顔パック
- コンタクトレンズ
- 脇汗クリーム
などの美容・医療品も日本より高かったりします。
こういったものは、生活必需品ではなく贅沢品と見なされる為、値段が高くなっているようです。
国によって値段のわりに残念な商品はたくさんあると思うので、商品選びには注意して下さい。
孤独感を感じる事がある
海外生活をしていると、どこかしらで孤独を感じてしまいます。
イギリスに1カ月間留学して、ホームシックに一度もなった事がないひもくみでも、
コロンビアに来てもう3年以上かぁ…。日本人いなさ過ぎてちょっと寂しい
と感じた時があります。
日本人がよく行く国だと日本人コミュニティーもあるようですが、マイナーな国だと日本人がマジでいません。
この孤独感は、特に自分の価値観を責められた時に発揮します。
例えば、コロンビア人に当日のドタキャンについて責めると、人によっては逆切れしてきます。
お前はウザイ先生かよ、マジでないわ
という態度を露骨に出された事があり、日本ではあり得ない対応に私は戸惑いました。
自分の日本的な考え方がコロンビアでは少数派で、その考え方が否定されたように感じたのです。
そして、こういった時にとてつもない孤独感を持ちます。
差別や偏見がある場合も
欧米だとよくある話ですが、差別や偏見は海外生活の中でよく起こります。
最近では、コロナ感染や経済格差による中国人への差別が増えています。
その影響もあって、中国人と間違えられて差別される日本人も増えているのです。
凶器などを持っている以外であれば、差別に対して無視または抗議するのが良いでしょう。
差別する奴に限って、こっちから直接抗議するとすぐに謝って来ますよ!
ですが、サイコパス系の人も中にはいると思うので、無視するのが一番安全な道かもしれませんね。
日本の日本人と合わない
日本に一時帰国して、前の友人と会うと話しが合わない事がしばしばあります。
日本の友達の話はたいてい、
- 仕事や同僚の愚痴
- 日本国内の旅行の話
- 恋人や結婚の悩み相談
などだと思います。
一方、海外移住しているあなたの話は、根本的に彼らとは違うかもしれません。
なぜなら、経験や悩みが日本国内の日本人とまるで違うからです。
そこを割り切って、話を聞くのも有意義かもしれませんが、
あなたの海外話は日本の友達に共感してもらうのが難しい
と意識しておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
海外移住を考える上で、メリットとデメリットを知っておく事は大事です。
自分は海外生活に向いてるかな?
という不安がある方は、
海外生活の向き不向き?海外移住が向いてる人の6つの特徴
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