福井県にある東尋坊(とうじんぼう)。
ここは福井の観光名所でもありながら自殺の名所でもあります。
景色は本当に絶景なんですけどね…!
このような景色が綺麗な場所で、なぜ自殺の跡が絶たないのでしょうか?
東尋坊の名前の由来
なぜ「東尋坊」という名前になったのでしょうか?
色々と由来や伝承はあるようですが、有名なのは東尋坊という僧の物語です。
昔々、福井県の平泉寺には数千人の僧侶がいました。
その中の東尋坊という僧は怪力で、民に対して悪事の限りを尽くしました。
また東尋坊が暴れ出したぞ!
と皆が気付くものの、誰一人として彼を押さえ付ける事が出来なかったのです。
そして、平泉寺の僧侶は当然のように困り果てました。
また、東尋坊はある美しい姫君に心奪われ、恋敵である僧と激しくいがみ合っていました。
おいおい、僧なのに恋愛とかどないやねん…
とひもくみは思いましたが、そんな問題児である東尋坊に僧たちはある計画を企てます。
ある日、僧たちは東尋坊を海辺見物に誘い出しました。
そして、高い岸壁から海を見下ろせる場所へ着くや否や、岩の上に腰掛けて酒盛りを始めたのです。
その日は天気も眺めも良く、皆の酒は次第に進み東尋坊も例外ではありませんでした。
そして、東尋坊は酒に酔って横になり、うとうとと眠り始めます。
それを見た一同は目くばせをし、恋敵である僧に合図を送りました。
すると、その僧はここぞとばかりに東尋坊を絶壁の上から海へ突き落してしまいました。
な、何と人殺しの計画だったのです…!
その殺人事件に怒った東尋坊がまるで怒っているかのように、それから49日の間の海は大荒れとなったのでした。
(参考:Wikipediaより)
東尋坊の見どころを紹介!
そんな怖いお話が由来の東尋坊ですが、天気の良い日に訪れると絶好の観光スポットとなります。
なので、福井県を訪れたら東尋坊はぜひ訪れて欲しい場所なのです。
そんな東尋坊の魅力や見どころを、ここではきちんとお伝えして行こうと思います!
東尋坊からの絶景スポット
実はひもくみの父の出身地が福井県という事もあり、実際に東尋坊には行って来た事があります。
景色は、ホントに最高なのです。
この絶景過ぎる断崖も、福井の東尋坊ならではです!
私が行った時は見事に快晴だったので、写真も綺麗に写ってますよね。
昼間は本当に綺麗ですが、ここが夜になるとかなり不気味になります。
本当に岩ばかりなので足元も滑り易く、普通に事故を起こし易い場所だと感じました。
くれぐれも気を付けて下さいね…!
ロープなんかも全然ないので、歩くのも結構不安でしたよ(汗)
あまり目立たない東尋坊タワー
東尋坊には「東尋坊タワー」もあるのです!
ですが、人がほとんど行ってなかったように思います。
ひもくみも、この時には登りませんでした(笑)
東尋坊は絶景のイメージがありますが、ちゃんと東尋坊タワーという観光地(?)もあるんですね。
写真で見ると、結構迫力あるはずなんですけどね。
地方にありがちだと思うのですが、観光場所を上手くマーケティングして活用出来てない気がするのです。
ここも、改築や宣伝の仕方でもう少し賑わう事が出来るはずなんですよ…!
昔からあるのをそのままにしている感が半端なかったです。
せっかく東尋坊という絶景があるのだから、この東尋坊タワーも話題に出来るだけの改良を施せば、もっと観光客が来るのではないしょうか?
東尋坊付近の市場の賑わい
そんな東尋坊付近では、市場が賑わいを見せていました。
福井はカニなどの海の幸が美味しい県でもあります。
以前、カニをひもくみ達家族で食べに行った事があるのですが本当に美味しかったんです。
しかも、この上の写真の一皿の量、全員の為のカニじゃなくて一人分です(笑)
この他にも、カニ刺身やカニしゃぶというカニを存分に使った料理も味わいました。
福井県は魚やカニなどの海の幸や米(も意外に美味しいです!)なんかも美味しい県です。
なので、東尋坊にある市場なり、福井県の他の観光地にある市場なりでぜひお土産として名産品を購入して帰る事をオススメしますよ!
東尋坊は自殺の名所?!
東尋坊は夜になると異様な不気味さが立ち込める場所でもあります。
あまり人目にも付かないので、自殺者の跡が絶たないのでしょう。
そして、よく記事で見かけた自殺の理由。
それは2010年以前だと「派遣切り」による人が多かったそうです。
その後に自殺者数は減りましたが、コロナ禍による失業などでまた増加したのだとか。
そんな自殺を防止するきっかけとなっている対策をいくつかご紹介して行きます!
救いの電話ボックス
公衆電話にテレホンカードや10円硬貨を常備して誰かに相談ができるようになっている「救いの電話」が東尋坊の近くにはあります。
観光地である東尋坊の賑わいのある場所から少し離れた静かな場所に設置されているようです。
公衆電話の中には聖書なんかも置いてあり、もう一度自殺するのを考えて貰う工夫がされているんですね。
救いの電話ボックスについては、
実際に紹介しているユーチューバーの方がいるので良ければ参考に!
ちょっと待ておじさん
77歳の茂幸雄さんという方が「ちょっと待ておじさん」と呼ばれています。
茂さんは何をしているのかと言うと、まさに自殺しようとしている人達を食い止め保護しているのだそう。
そんな活動をNPO法人として立ち上げています。
主な活動は周辺パトロールによる遭難者や自殺志望者の保護です。
そして、時には福祉・金銭面での生活支援を行ったり、パワハラ上司や学校のいじめについて教師と話し合いを一緒にしたり。
そこまでするか?ってくらいの事をされていますよ!
また、茂さんはおろしもち屋を経営していて、自殺志願者に振る舞って自殺を止めるよう説得もしているそうです。
そんな素晴らしい活動ですが、地元の議員などからは
自殺者が減れば"自殺の名所"である東尋坊の集客力が落ちかねない
という批判も受けているのだそう。
酷い話だな…
とひもくみは感じましたが、皆さんはどうですかね?
(参考:Wikipediaより)
ポケモンGOが自殺防止?!
2016年以降のポケモンGOの流行と共に、東尋坊での自殺者数も激減しています。
何でも東尋坊ではレアポケモンが出現するらしく、そのポケモンを捕まえに今まで見かけなかった若者や会社帰りのサラリーマンが東尋坊に立ち寄るそうです。
そのポケモントレーナー達により東尋坊では常に人がいる状態なので、自殺の抑止にも繋がります。
こんな嬉しい効果に繋がった事に対して、
人々が外に出ることで社会にとってよいことが起きており、大変うれしく思っています
(出典元:https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/toujinbou-pokemon?utm_term=.ofYrdr8LDK#.hnRKLKM8mO)
発明元のNiantic社も前向きなこんなコメントを残しています。
いかがでしたでしょうか?
東尋坊について色々と語って来ましたが、魅力や見どころがちゃんと伝えられたのなら筆者であるひもくみは嬉しい限りです。
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