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ヤマト運輸倒産寸前の過去?佐川・ヤマト男子のBL論も語る

ヤマトと佐川の歴史とBL

最初の画像は、佐川とヤマトをBL小説にしちゃったもの(笑)以下、参照させて頂いた方のTwitterページです↓↓

https://twitter.com/lunaticjoker/status/462238041071812609

興味のある方は、ぜひこの画像も見てみて下さい!意外に面白いですよ(笑)

このBLの中の佐川君。バイトしていた時の、佐川男子と確かに似ている人がいたかも!

佐川には、結構美男美女がいたよ^^

こんなBLになるくらいな佐川とヤマト。両者の違いって、何なんでしょうね?ネット上では、結構佐川は雑(斬新とも言う)なイメージでヤマトは丁寧。

BLにもなるくらいに、果たして両社のギャップはそんなにあるのか?この違いを、双方の有名な社長さんや出来事なんかを見れば分かるかなぁ。そう思い、それぞれの社長さんの思いや経営戦略をひもくみなりにまとめてみました!

【佐川】迅速・確実・丁寧がモットー。

まずは、佐川から!佐川は色々な噂を聞いたりしますが(笑)まずは、どんな人物がどんな思いで創設し、そして引き継がれたのか。そこを辿って行きたいと思います。

全てはここから始まった、佐川清。

SGホールディングスでは、綺麗に書かれています佐川氏。一方、Wikipediaでは労働基準法を無視した「労働者酷使」の問題を取り上げていました。

過酷な労働条件の代わりに、高額な給料。

これが、佐川急便のモットーであります。お客様を尊重する傍ら、労働者には厳しく。使い捨てのように、労働者を使ってたらしいです。佐川氏は、大変なお客様第一主義だったんですね。これに疑問を思ったのが、清さんの息子、栗和田榮一(くりわだえいいち)氏です。

二代目の革命者、栗和田榮一。

労働者を大切にしないと、社員は定着しない。労働者を酷使する父の姿を見て、父とも喧嘩しながら、現在のコンプライアンスを守るSGホールディングスの礎を創った人物であります。彼がいたから、今のSGホールディングスはあるんですね!

この佐川氏と栗和田氏。顧客を大切にしながら、労働者への配慮も守っていく姿勢を持つ。これが、現在の佐川の姿であるかもしれませんね。実際、佐川で働いてみるとどうなのでしょう?

ひもくみが、佐川急便の下請けドライバーさんにこっそり裏話を聞いてみました!今は労働基準法も厳しくなり、残業代で月70~100万とかは稼げないらしいですが(そんなに、以前は稼いでたらしいです!)、ドライバーさんの話を聞くと、一般のサラリーマンよりは稼いでいる印象です。ただ、その高額な給料と引き換えに、睡眠時間3時間。など、お金の為に犠牲にするものはありそうですね。

参照

お次は、ヤマト♪

【ヤマト】倒産寸前からの成功劇

ヤマトについては、この『小倉昌男経営学』という本から参考にさせてもらいました!小倉昌男氏によって、ヤマトは生まれ変わったといっても過言ではありません。と言うのも、小倉氏が代表に就くまでの間。ヤマトの経営は、非常に苦しかった・・・・。

倒産寸前だったヤマト

倒産寸前から、一気に成功へと駆け上がったヤマト。こう言われると、その秘訣を知りたくないですか?小倉昌男さんのお父さんが初代の社長さんで、起業家精神でヤマトを作り上げたのですが、経営状態が一度本当に悪くなります。

その状態を引き継いだのが、二代目の小倉昌男氏。この方は東京大学卒の超エリートです。そんな彼が、この経営破綻寸前のヤマトを変えたのです。

ヤマト運輸倒産の危機からクロネコ宅急便へ急成長

(画像出典 :  http://prcm.jp/album/clatz/pic/50418038 )

生産性向上ヤマトの二代目、小倉氏は若い頃によくセミナーに参加していました。そのセミナーは、アメリカのビジネス原理を参考にしたものがほとんど。その中で、小倉氏にとって最も影響を与えた原理と経営思想があります。

原理 労働者一人当たりの設備投資を大きくし、その稼働率を高める事で、労働生産性も高くなる。

パートナーシップ経営 社長の持っている情報と同じ情報を従業員に与えれば、従業員は社長と同じように考え、行動するはず。従業員が、社長はこうして欲しいだろうと推察し、自発的に行動する。

つまり、労働者一人当たりに対して時間とお金を掛ければ、従業員は自分で考える力を身に付け、さらに効率的に会社経営が出来るのではないか。今聞いても、「ふ~~ん。」と聞こえてきそうな、ごく当たり前な考え方ですが、当時の小倉氏にとってはとてつもない影響力のある理論でした。

それ以降、ヤマト運輸での、「全員経営」の体制作りとなったのです。社員全員が一丸となって考え抜き、一緒に経営を支えていくという考え方です。また、個人住宅市場(採算が取れないだろうと思われていた)は、当時郵便小包の独占市場でした。単価が低くて採算が取れないと見込まれていた分、どの企業も参入しなかったのです。

そこで、小倉氏は一か八かの挑戦をしてみたのです。「クロネコ宅急便」の始まりです。「宅急便」(タッキュウビン)は、この時に初めて商標登録しました。昔からあったシステムではなかったんですね!

当時、小倉氏はヤマトの経営が危機的な状況で、考察し、そしてその「宅急便」計画を実行したのです。この時、宅急便は絶対に守った二つの決まり事がありました。それは、

  • 全国一律500円
  • 翌日配達

宅急便というシステムを、徹底的な商品化にしたのです。そして、この二つに関して、小倉氏は誰に何と言われようと、譲りませんでした。

サービスが先、利益は後

サービスの良し悪しが先。そして、その後に結果である利益が付いて来る。小倉氏は、こう考えていました。なので、サービスを提供する、特に社員を大事にしていたそうです。

設備投資や社員採用が第一。

今でも、クロネコさんに受け継いでいるDNAかも?小倉氏は、以下の例でも見られるように、

「社員が先、荷物は後」
「車が先、荷物が後」

このような形で、全員経営の思想を実現しようと努力しました。この考えがあってこその、サービス水準の向上が叶うのだと信じていたのです。小倉氏の理論は、本当に単純です。運送業者がサービスをよくするには、どうすれば良いか?そうです。

社員を増やせばよい。これを、少し難しい言葉にすると。労働集約産業であるから、人員が増えればすぐにサービス改善出来る。彼は、そのようにこの運送業界を考えていたのです。この小倉氏のDNAは本当にクロネコ宅急便を支えているのですが、配送業の人手不足に加えてのサービス重視の考えは、もはや今のヤマトでは難しくなって来ているのかもしれません。

宅配=ネットワーク事業

ヤマト運輸のセールスドライバー(SD) は、まるで 寿司屋の職人のようです。何故かって?それは、何でも一人でしなければならないからです!

荷物を探し、伝票を書き、荷物を運び、コンピューター入力、集金、問い合わせに答える・・・・。この仕組みに、昔ながらのドライバーが反対しました。なぜなら、車の運転が好きで運送会社に入ってきた彼ら。何も、お客様相手にする為にこの業界に入ってきた人達ではなかったんです。しかし、お客様の

ありがとう

で、様子が変わりました。やはり、お客様から直に感謝の気持ちを述べられる事ほど嬉しい事ってありませんよね。そこから、昔ながらのドライバーからのクレームも無くなっていったのです。

このセールスドライバー(SD) の仕組み。もう少し分かり易い例えで、クロネコヤマトの宅急便の仕組みを解説していきたいと思います。

サッカーの例で例えましょう。フォワードが、SDと思って下さい。フォワードとして、SDがシュートする。そういうイメージです。仲間が集荷して遠隔地から送られてきた荷物を、確実に誠意を持って配達する。そうする事によって、新規取引の可能性が出てくる。

SDの判断と行動力こそが、収入の増加になるのです。収入アップを期待するには、SDが優れたフォワードへならなければいけません。だからこそ、小倉氏は労働者を大事にし、投資したのです。優れたSDを育てるために。

経営 with 戦略&戦術

経営者には、「論理的思考」と「高い倫理観」が不可欠。だと小倉氏は述べています。

  • 戦術 = 日常の営業活動において競争に勝つための方策
  • 戦略 = 経営目標を実現するための長期的な策略

この2つを持ちつつ経営を行っていく。これが、経営者のあり方だと考えたのです。また、ヤマトのような攻めの神髄は、自ずと需要を作り出します。そして、彼が今日の経営者に伝えたい言葉。それは、今の経営者に最も必要なのは、起業家精神ではないか?

こうやって、ヤマト急便を創った小倉氏の経営を見ていくと、ヤマトは結構アグレッシブな会社なんだと思いました。この小倉氏も、東大にまで行った賢い人でした。なので、好奇心も旺盛で、何でも学んで実践!そんなお人だったんだと、このヤマト計画から感じられますよね。

佐川急便とヤマト急便の比較。

冒頭にも述べたように、佐川は雑さ(斬新さ)があり、ヤマトは丁寧さがある。両社の考え方って、結構正反対なんですよね。

佐川は、お客様第一主義。

ヤマトは、サービス(労働者)第一主義。

それぞれの社長さんの経営思想や方針。それが、今の佐川やヤマトにも受け継がれている部分はあると思うのです。

結果的に、この両社の姿勢もまた逆方向に出ている感はあります。例えば、佐川はお客様第一主義を掲げておきながら、荷物にルーズであったり(笑)ヤマトは、サービス(労働者)第一主義ですが、お客様の荷物の到着が守られている感があったり。

ひもくみとしては、ヤマト急便を創った小倉氏の「労働者」投資に賛成する部分があります。運送業者は、「人」です。そこに投資できないと、満足いくサービスが提供できない。これは、アパレルや飲食店などと一緒ですよね。ひもくみも、以前アパレルで働いた経験があるので分かります。

運送業という業界。そこは、荷物を運ぶ労働者の待遇によって、サービスが左右されてしまうのです。その運送業者という労働者に、投資してきたヤマトさん。その結果、皆さんの中でヤマトのイメージが好印象として定着したのではないか。それが、この両社の分析から明らかになったように思います。

負けない佐川

先程までは、ヤマトの事を結構褒めましたが(笑)佐川にも、「困ったときの佐川」というような、最後の頼みの綱となる時も多いのです。それは、佐川が大口の荷物を取り扱う事が多いからだと思います。

最近では、佐川の荷物は主に、B to B (ビジネス向け)の荷物が多い印象です。そして、ヤマトはB to C (消費者向け)の荷物が多いのではないでしょうか?大きく、そして大量の荷物を運んでもらいたい時には、佐川を利用するのが良いかもしれません。いざという時の佐川!と言うのが、何だか兄貴みたいな存在ですね(笑)

一方、小口で安く、そして適切な時間帯に届けたいと考えている方は、ヤマトでしょう。

マメな真面目男子、ヤマトですね(笑)

この結果。くっ・・・・・・・。やはり、佐川とヤマトの関係性はBL向けだぜ!と改めて思ってしまったひもくみなのでした。

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