ボゴタのアパート暮らしって?賃貸契約の仕方や4つの注意点
コロンビアでの生活をお考えのあなたへ。
コロンビアのアパート暮らしって、気になりませんか?私もコロンビアに行く前までは、非常に気になっていました。一応、コロンビアにも日本のSUMOみたいな賃貸探しのウェブサイトがあるので、日本にいる頃はよくそのサイトでコロンビアの賃貸を探していました。ちなみに、そのウェブサイトはこちらです!
日本のウェブサイトと大して作りは変わらないので、スペイン語が分からなくても大体分かると思います。そんなウェブサイトでも、実際のアパート暮らしの様子やアパート契約の方法、実際住んでみた感想などは載っていません。
日本人でコロンビアに住み、その住居を紹介する人なんて、そうそういないですもんね(笑)そんな、コロンビアの首都ボゴタでのアパート生活について、私ひもくみは詳しく書いてみました!コロンビア人と国際結婚した日本人妻が住んでいる、コロンビアのアパートをご紹介したいと思います。
首都ボゴタのアパート暮らしって?
私たちの住んでいるエリアは、首都ボゴタの第4階層です。コロンビアには、エストラト制度というものがあり、住む場所によってそれぞれの階級が決まるという貧困格差を代表する制度があるのです。コロンビアの治安情報について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
各エリアによって、正直コロンビアで過ごす生活環境も変わってくるかと思います。私たちの生活ぶりは、ボゴタでは「中」です。以前コロンビアに行く前に、日本人はどこのエリアに住むのが良いのかを、ネットで調べたことがあります。日本人がコロンビアで住むには、第5~6階層がおすすめだそうです。ですが、第4階層でも結構快適な生活が出来ると思います。
それでは、ここから具体的なコロンビアの首都ボゴタでの生活の話をして行きますね!まずは、私たちのアパートの広さや環境を見せた方が分かりやすいと思うので、写真とともにアパートの説明をして行きます。私たちのアパートは、1LDKです。リビングと寝室、バスルームがあります。
リビングはどんな感じ?
ソファやデスクを置くスペースがあります。ソファはソファベッドのものを購入したので、私たちの友達が泊まりに来る時は、ここで寝てもらっています。コロンビアでは、ソファベッドが人気らしく、それだけコロンビア人は友達などを家に泊める事が多いのだと分かりますね。
寝室はどんな感じ?
ベッドを買ったばかりの頃の寝室です。ボゴタは夜冷えるので、この薄っぺらい毛布一枚だと足りません。実際に、これで一晩寝ましたが、寒さのあまり何度も目覚めました。なので、今では分厚い掛布団とこの薄ぺら毛布の2枚で寝ています。
寝室とバスルームを繋ぐ廊下
寝室とバスルームを繋ぐ廊下もあり、その間にクローゼットがあります。クローゼットの隣に少し無駄なスペースがありますが、おそらく洗濯かご置き場や化粧台置き場でしょう。
バスルームはどんな感じ?
コロンビアでは基本的にお風呂はなく、シャワーが主流です。最初このアパートで暮らし始めた月、実はお湯が出ませんでした。なので、最初は鍋でお湯を温めて、そのお湯で体や髪を洗うという原始的な手法を取っていました。しかし、その後大家さんに連絡して、ヒーターが元々壊れていると訴えたら、修理費は出してくれました。
何かと便利なシャワー室
シャワー全体の写真は、こんな感じです。バスタオルを掛けれる取っ手があるので、意外に便利です。その他にも、中にシャンプーやコンディショナーを置けるスペースがあります。シャンプーや石鹸が置けるスペースは、他のアパートではなかなかありませんでした。このアパートが、ちょっと特殊かもしれません。
トイレの上には、トイレットペーパーやスキンケア商品が置ける棚があります!これは、アパートによっては洗面所の下の棚にスペースがあったりします。このアパートの洗面所はそんなスペースが無いので、トイレの上に設置したようですね。
コロンビアのトイレ事情
トイレを撮影するのには抵抗がありましたが、コロンビアのアパートのトイレはこんな感じです(笑)日本みたいにウォシュレットとか何もないトイレですが、慣れます。逆に、外のトイレだとトイレカバーが無かったりします。
このトイレは、ボゴタの大手ショッピングモールで撮影しました。トイレのカバーがない上に、トイレットペーパーまでもないトイレは多いですが、ここのトイレはトイレのカバー以外きちんとあります。何故無いのかは分かりませんが、衛生上も良くないので、今後きちんとコロンビアで付けて欲しいと切に願います。
ちなみに、
ボゴタのホテルなのですが、ホテルのトイレはきちんとトイレのカバーはあるので安心して下さい(笑)
キッチンはどんな感じ?
キッチンも、気になりますよね?コロンビアでは、キッチンとカウンターテーブルのあるアパートが多いかと思います。また、このアパートではオーブンと換気扇も付いておりました!ファミリー向けのアパートだからか、キッチン用具をしまう収納棚もそれなりにあります。
洗濯物は常に部屋干し
洗濯物は、コロンビアでは部屋干しが主流です。ベランダがあるアパートでも、カフェを楽しむテラスみたいに使われていて、外で洗濯を干すという習慣はないみたいです。干すための器具は、元々アパートに付いている事が多いです。このアパートも、付いておりました。
奥には、熱湯を作り出すためのガス装置があります。日本の方が、テクノロジーは進んでいますね。その他にも、
洗濯を洗う洗濯板(?)の現代版も付いております。洗濯機が届いていなかった頃は、よくここで洗濯物を洗っていました。かなり時間が掛かり、しかも体力も奪われる日々・・・。洗濯機が来てからは、文明の発達にただただ感謝しました。洗濯機が来てからも、たまに油などの付着した布巾や床掃除して埃まみれの雑巾を、ここで洗います。
家具は中古でもおすすめ!
コロンビアでは、家具の値段が結構高いです。日本みたいに、Amazonなどで安くあまり購入出来ないんです。だからと言って、私たち夫婦はコロンビアに長く滞在するかどうかも微妙でした。なので、家具は中古のものを購入しようと決めたのです。
主に中古で購入したものは、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、椅子です。コロンビアでは、ここのサイトで中古の家具を購入する事が出来ます。
長く滞在する場合であれば、新品のものを購入するのをおすすめしますが、私たち夫婦のように微妙な立場であれば、中古はおすすめですよ!基本的に、個人で出品している方の家具は故障もなく使えております。上の写真の電子レンジは、冷蔵庫購入の際に一緒に付いて来ました。
ですが、企業から購入した洗濯機だけ故障が非常に多いです。しかも、ちゃんと洗えている気もしません。最悪な洗濯機ですね。もし引っ越すようであれば、洗濯機だけ今度は購入しようと決めています。
コロンビアの冷蔵庫が凄い!
こんな冷蔵庫、初めて見ました!コロンビアの冷蔵庫には、クールサーバーが冷蔵庫ごと取り付けられています。おそらく、アメリカからの輸入品でしょう。日本では、まず見たことないですよね?
こんな感じで、水が飲めます!中のボックスに水を注がなければなりませんが、注いだ後はすぐに水が飲めるので便利です。この大きさで、クールサーバー付きの新品冷蔵庫だと、4~5万円くらいはしますが、中古だと確か2万円くらいで買えたと思います。
首都ボゴタの平均家賃はおいくら?
このアパートの家賃。気になりませんか?日本円だと、大体月3万円の支払いです。正直、これだけの広さがあり、ガードマンもおり、中の設備もしっかりしていてこの値段はボゴタでも好物件です。普通、4~5万円はするかと思います。
何故、私たちがこんなお安くアパートを借りれたかって?それは、賃貸仲介業者を通さずに、オーナーと直接取引をしたからです。コロンビアでは、日本と同様に仲介業者を通して探すパターンもあります。しかし、直接自分で探すパターンも珍しくなく、その場合は仲介手数料なしで取引が出来るので、家賃もお安めです!
もし自分で直接アパートを探す場合は、よくアパートの一室に「賃貸募集」の貼り紙があります。そこに電話番号が載っているので、そこに電話して大家さんと直接交渉するのが普通です。業者を通すのも、自分で直接取引するのも、コロンビアではどちらの方法でも行えるので、自分に合ったやり方でアパートを探してみて下さい。
コロンビアの賃貸契約の仕方とは?
コロンビアでは、賃貸契約の際に通常保証人が2人必要です。家かアパート所有者、または給与水準が高い人が保証人になります。保証人がいなくても貸してくれますが、その場合は数か月分の家賃を前払いしなければなりません。
私たちの場合は、大家さんが弁護士だったからか、他のアパートよりも契約は厳しめでした。保証人の1人は、旦那カミーロの親友がなってくれました。彼の実家がアパート所有者だったので、認められたのです。
もう1人は見つけられなかった為、私たちは半年分の家賃の前払いを行い、ようやくアパートを借りれる事が出来ました。前払いの値段は、賃貸により様々です。保証人を2人見つけられなくても、3~6か月の前払いで借りれるそうです。
敷金・礼金というシステムはありません。なので、初期費用は掛かりません。また、仲介業者を利用する方がほとんどだと思うので、その方は
こちらのフォームを埋めなければなりません。その他にも、パスポートとコロンビアのIDカード「Cedula」の提示(もしくは、コピー)が必要です。
アパートに住む際の注意点
ここでは、アパートに住む際に注意しておいた方が良い事を書いて行きますね。ひもくみが実際にアパートに住んでみて、気付いたこと、注意しておいた方が良いような内容です。日本社会とは違ったコロンビアの文化についても書いてあるので、コロンビアで住む前にあらかじめ知っておきましょう!
1年契約がほとんど
これは、日本でも同様ですね。大体が1年契約です。途中解約しても、1年分の家賃を支払わなければいけません。不動産サイトでいくつかのアパートを見て、実際に夫に何軒か行ってもらいましたが、どのアパートも大体が1年・2年契約でした。
故障があれば大家にすぐ連絡
なるべく、こまめに連絡を取るようにしましょう。もしあなたの責任でない故障であれば、大家さんが修理代を支払ってくれる可能性があります。実際に、私たちの部屋でもシャワー用のヒーターの修理代を支払ってくれました。
電話で連絡するのも良いですが、コロンビアでは「Whatsapp」という、日本で流行っている「LINE」みたいなアプリがあります。そこで連絡を取り合うのが一般的なので、Whatsappに問題がある箇所の写真を撮って送るのも一つの手です。写真だと、さらに説得力がありますからね。
アパートの隣人たちはどんな人たち?
私たちのアパートでは、犬を飼っている人達が多いようです。コロンビア人は、犬や猫などの動物が大好きです。なので、ペットを飼う人はとても多いと思います。見ると可愛いですが、鳴き声がうるさい時もあります。
あとは、友達を招待してパーティーなどをする隣人もいます。何度か楽器や歌のライブをされて、非常にうるさかった時があります。「うるさい」と思えるくらいなので、騒音に近い状態でした。ちなみに、昼間だけでなく19時や20時近くに聞こえてくる時もあります。
コロンビアだけでなく、ラテンの方々のパーティーは、留学・移住されている日本人の苦情の一つにもなっています。「文化が違う」と言えばそこまでですが、一応私たちのアパートの契約にも「うるさくしない」事は前提としてあったので、ストレスを感じるようであれば、ガードマン、または大家さんに苦情を言いましょう。
ガードマンのいるアパートがおすすめ!
ガードマンが付いていないアパートもありますが、結構コロンビアではガードマンが主流です。日本で言う、オートロック付きマンションです。高級なエリアでは、必然的にガードマンは付いているでしょうが、一般階級以下であれば、付いていたり付いていなかったりです。
ガードマンがいる事により、強盗に遭う事はないという安心感は得られるでしょう。日本のオートロック付きマンションを借りるのと同じ感覚だと思います。コロンビアでガードマンがいないマンションを借りたとしても、きっと普通に過ごせると思います。
ですが、ここコロンビアではアジア人(まして、日本人)は少ないので、安心を買うと思ってガードマン付きのアパートを借りた方が良いかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?コロンビアのアパート暮らしは、思っていたよりも日本と似ていませんでしたか?ひもくみがコロンビアに行く前は、こんな情報が一切ありませんでした。なので、もしコロンビア移住を考えている人がいれば、このボゴタ暮らしの一例をぜひ参考にして頂ければと思います。
海外暮らしって、結構不安になって行く前に色んな情報を見ちゃいますよね(笑)私もその一人だったので、よく分かります。その他にも、
コロンビアでのビザ申請の手続きについても書いています。配偶者ビザ申請がメインですが、他の学生・就労ビザ申請も似たような手続きがあると思うので、良ければ参考に!
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