Ad Code

ピックアップ

6/recent/ticker-posts

【ヒンドゥー教】 超イケメンの神様クリシュナとは?

ヒンドゥー教の神様のクリシュナはインドで人気の神様です(*´ω`*)

ちなみに男の子の名前にも使われていてインド人やネパール人にクリシュナさんがたくさんいます。さらに女性にはうれしい、イケメンの神様です笑

インド古典舞踊や映画でもよく登場する神様で、クリシュナ様にメロメロの乙女たちや、クリシュナが笛を吹いているシーン等が出てきます。クリシュナのことを知ればインドのエンターテイメントが楽しめるのでチェックして行きましょう!

Krishna

クリシュナとは?

クリシュナとは、サンスクリット語で、「すべてを魅了する方」、「黒」という意味です。青黒い肌の男性として描かれています。クリシュナには別名がいくつかあります。

  • ゴーパーラ(牛飼い)
  • ゴーヴィンダ(牛と喜びの保護者)
  • ハリ(奪うもの)
  • ジャンガンナータ(宇宙の支配者)
  • マーダヴァ(春を運ぶ者)

等などです。

また、ヴィシュヌの8番目の化身でもあります。(ヴィシュヌは世界の維持神と言われています。化身を10個持っています。クールマ、マツヤ、ヴァーマヤ、ヌリシンヤ、ラーマ、パラシュラーマ、クリシュナ、ブッダ、カルキです。他の神様と違って、化身を持っているのがポイントです。神様であるヴィシュヌが、人間を救済するためにいろいろな姿になって人間世界に登場してくるそうです。)

クリシュナは、よく若い男の子でフルートを吹いているところを描かれます。笛を吹くのがとても上手で神様も聞き入ってしまうほどです。

Krishna flute

イケメンすぎてモテモテ

クリシュナがモテモテの良い男という話は聞いたことがある人も多いはずです。有名な話は、牛飼いの乙女たちとの物語です。女性なら誰もがクリシュナに惚れてしまったそうです。

クリシュナと牛飼いの乙女たち

ある日のこと、牛飼いの乙女たちは、川で水浴びをしていました。クリシュナは彼女たちの服を隠してしまったそうです。彼女たちが一人一人お願いをするまで服を返してあげなかったそうです・・・・(*_*)

実は、クリシュナはルクミニー姫というとある王国の王女様と結婚しています。彼女との結婚もドラマチックです。ルクミニー姫はクリシュナと結婚したいと思っていました。また、クリシュナも彼女の噂を聞いていたので、結婚してもいいかなと考えていました。

しかし、ルクミニー姫のお兄さんはクリシュナに夢中な妹が嫌でした。クリシュナのことも大嫌いでした(笑)そのため、お兄さんはすぐに婚約者を決め結婚の準備をします。ルクミニー姫はクリシュナに助けてください!と手紙を出しました。クリシュナは結婚式の前日にルクミニー姫をさらいます。そして幸せに暮らしたそうです。

しかし、クリシュナが愛したのは、恋人のラーダだけと言われています。牛飼いの乙女たちとの戯れ恋人のラーダがいることは良くないと思うかもしれません。しかし、クリシュナの愛は神の愛と考えられています。また、クリシュナは神が人間を愛すこと、人間が神を愛すことを知らせたかったと言われています。

クリシュナとラーダの愛

このようなことを言うのも少し恥ずかしいですが、ラーダとルクミニーの関係はよく知りませんでした。どちらかというとラーダの方が有名なような気がします。クリシュナとラーダのペアというイメージでした(;゚ロ゚)

クリシュナの恋人ラーダ

ラーダの愛は純粋な愛、献身的愛情であると表現されます。

クリシュナの恋人のラーダは牛飼いの乙女の中の一人です。クリシュナの少年時代の牛飼いの乙女たちとのいちゃいちゃは、神と人間の間の愛の相互作用の象徴と解釈されます。ラーダは完全にクリシュナにうっとりとしており、そして彼らの愛の関係はしばしば神との融合の為の探求として解釈されます。このような種類の愛はヴィシュヌ(クリシュナはヴィシュヌの化身)への無私の愛の最高の現れであり、妻と夫、または愛する人、恋人との絆の象徴として表されています。

クリシュナがヴリンダーヴァンというインドの町に住んでいた間、ラーダはクリシュナの恋人でした。幼少時代から二人は親密でした。彼らは、一緒に遊び、踊り、そして喧嘩をして成長しました。そして永遠に一緒にいたいと思っていました。

Indian Love Story: Radha and Krishna より和訳しました。)

しかし、二人は結婚していません。どうして愛し合っているのに結婚しないの?と言う疑問が出てきますが、ここで思い出したいのが、純粋な愛です。二人の愛は同じ場所にいて一緒に過ごすことではありません。結婚するということではなく、友情関係からの愛でもありました。

ちなみにラーダはクリシュナがルクミニーと結婚していても離れないと考えていました。彼女の魂は最愛の人と結ばれていたからです。クリシュナは神であり、ラーダは人間ですので、神と人間の間の愛と考えると理解しやすくなるように思えます。

ラーダとクリシュナの関係はインド映画の中に登場する歌にも使われています!

この歌ではモテモテで他の女の子にチヤホヤする彼氏に嫌々する彼女が描かれています。この二人の関係をクリシュナとラーダにたとえています。女の子のダンスに笛を吹いている仕草が入っていますね。これは笛の上手なクリシュナを表しています。

バターが大好物!?!

Krishna baby

クリシュナが子供の頃バターを盗むというおちゃめな話も有名です。

実は深い意味がありました。バターって、自分で作ろうとするととても大変ですよね。小学校の頃の移動教室で、ミルクを搾ってペットボトルにミルクを入れて一生懸命振ってやっとほんのすこしのバターができたのを今でも覚えています。自分で苦労して作ったバターをパンにつけて食べたときの美味しさは格別でした。

このようなプロセスがないとバターを見ることができないですよね。牛乳(液体)にある成分がかき混ぜられてバター(固体)になります。牛乳である状態は私たち自身の内なる至福を見失っているという意味だそうです。また、牛乳の中にあるバターのように私たちの中にはたくさんの喜びがあるということになるそうです。

つまり、バター=結果なかなか結果が見えない(牛乳のなかにバターになる成分があるのに見つけられない)理由は自分自身が様々な欲望や悩みや苦しみ、期待等を抱くからと言われるそうです。苦労して作ったバター(結果)をクリシュナが手にすることは、結果は常に神の元に捧げられなければならないという意味になります。悩みや苦しみを越えて手に入れた結果をクリシュナに捧げるということで、私たちの心に平安が生まれ、その本質にある喜びを見ることができるそうです。

ん~ちょっと難しいけれど深いですね!気になるエピソードを紹介します。義母がクリシュナになぜバターを盗むのかと尋ねたことがあるそうです。クリシュナは、バターを盗んでいるのではありません。牛飼いの乙女たちの心を盗んでいるのです。と答えたそうです。

答え方もイケメンじゃないですか・・・・(-_-)もちろん、乙女たちはクリシュナのためにバターを作り続けたそうです。乙女たちの心はいつもクリシュナのもとで喜びに満ちていたと言われています。

クリシュナの悪魔払い

間違っていたら大変申し訳ないのですが、クリシュナの蛇退治のことだと私は思います。間違っていたら許してください><

クリシュナが子供の頃に、悪さばかりする蛇の王族(ナーガ)のカーリヤを退治する話があります。

カーリヤが河に住みつき、水を毒にして悪さをしました。クリシュナはそんなカーリヤを退治しよう!と勝負を挑みます。

しかし、クリシュナは子供だったので、負けそうになってしまいます。もうだめだと思った時に、神の声が聞こえ、自分は人間ではなく強い神であることを思い出します。クリシュナはヴィシュヌ神なのです。 (ヴィシュヌ神の化身がクリシュナ)

※ヴィシュヌ神は人々を助けるために、人間世界に生まれ変わって登場します。ヴィシュヌ神は世界の維持神と言われ最高神と考えられています。自分が何者かに気付いた、クリシュナは蛇を退治することができたのです。

クリシュナの蛇退治

天竺奇譚より)

クリシュナはとても人気があり、有名なので他にも様々な話があります。クリシュナの強い話や、誕生の話など・・・

ヒンドゥー教に興味が出たら、こちらもチェック(^_-)♥↓↓

参考文献:天竺奇譚アジアザッカセバスチャン,クリシュナ神とバター ,クリシュナ,Krishna ,Radhakrishna the symbol of divine love ,Why Lord Krishna Never Married Radha ,IS RADHA’S LOVE FOR KRISHNA THE HIGHEST FORM OF LOVE?

Thank you so much !

Reactions

コメントを投稿

0 コメント

Ad Code