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リーダーシップのある人が身に付けるために必要な3つのこと

リーダーシップのある人が身に付けるために必要な3つのこと

ビジネス業界において、真のリーダーとはどういう人物か。そう聞かれると、あなたはスティーブ・ジョブズを思い浮かべるかもしれませんね。

圧倒的な率先力がリーダーシップの定義と勘違いする方も多いと思いますが、ここではリーダーに共通する特徴を紹介させて頂きます。ひもくみが数多くのリーダーシップについての本や記事を読み漁り、共通する特徴を見つけ出したのです。

果たして、その共通する特徴とは?あなたも、この2つの特徴を身に付ければ、きっと現代の良きリーダーになれるはず。それでは、見て行きましょう!

人間関係における交渉術

誰かを勧誘したり。ビジネスの中で、取引先と交渉をしたり。そういう交渉術が、リーダーにも必要になって来ました。

その交渉術を巧みに身に付けているのが、私たちに身近な「ワンピース」のルフィー船長です。彼は仲間と交渉をして、しっかりと自分のチームを作り上げたのです。

彼は、仲間の5つの基本的な「利益」をちゃんと満たしており、そして仲間から信頼されています。その「利益」とは何なのでしょうか?

5つの基本的な「利益」を抑える

誰かと交渉をしようとした時。基本的に、交渉者の多くは、5つの基本的な「利益」から生じています。この基本的な5つの「利益」次第で、交渉成立・不成立が決まるのです。

それでは、その5つとは何か?

  1. 自立性(自分に関することを自分で決めてコントロールしたい)
  2. 価値理解(存在や価値を認められたい)
  3. つながり(仲間の一員になり、受け入れられたい)
  4. 役割(有意義な目的を持ちたい)
  5. ステータス(公平に見られ、評価されたい)

(参考文献 : 『ハーバード流交渉術』)

これらの関心事を踏みにじれば、相手に強いマイナスの感情を芽生えさせてしまい易くなります。逆に配慮すれば、信頼関係が生まれ易い状態と言えるでしょう。

ただ、言葉だけだと分かりにくいと思うので、ワンピースを例に挙げて見て行きましょう!ワンピースを読んだり見た事がない人には、話に付いて行くの難しいかもしれませんが、ごめんね。

自立性(自分に関することを自分で決めてコントロールしたい)

ワンピースに出て来るキャラクターは基本的に、自立性が強い人々が多いですよね。自分の事は自分で決める!そんな男気がある人たちばかりです。男子に限らず、女子もですね。

特にゾロが、スーツ着て上司の言う事を聞いているイメージは・・・ないぜ!笑

ウソップも、仲間割れをしてルフィーと決闘し、それに敗れルフィー海賊団を一度は去ります。しかし、また帰ってきますけどね(笑)それでも、彼は彼なりに「自分の事は自分で決めた」結果だったのでしょう。

男のけじめ

ってなもんです。ウソップが決めた事に、一切口出ししない姿勢を示したゾロ。そういう環境が、ルフィー海賊団にはあるのです。

価値理解(存在や価値を認められたい)

何故かは分かりませんが。ルフィー海賊団のメンバーは、壮絶な過去を持っている人達が多いのです。チョッパーとロビンで、ひもくみは号泣したよ。

特に、ロビン編。泣き過ぎて、涙で漫画が途中見れなくなって・・・。そして、鼻水が止まらなくなって・・・・・。一回、洗面台に行って、鼻水を洗い流す。そんな汚れを知らない(笑)純粋な青春時代を過ごした時代もありました。

そもそも、メンバーが社会から疎外されて生きて来たり、孤立してる感じの人達が多いのです。その中で、ルフィーがメンバーの良さを認めて猛烈にアタックしていく。

あなたの存在を認めていますよ。

この気持ちがあったからこそ、メンバーも心揺れ動いてルフィー海賊団の一員になったはず!特にロビンは、自分を犠牲にしてまで仲間を助けようとしたシーンがありました。自分が罪人となって、自分の命までも厭わない・・・・。

そんな時、ルフィーはロビンに、

「生きたいと言えぇぇぇ!!」と、言い放ち、

「生ぎたい」と、普段感情を露骨に見せなかったロビンが、この時号泣して、ルフィー達に自分の想いを伝えたのです。この名言こそ、自分の存在・価値を認めてもらいたいという現われではないでしょうか?

つながり(仲間の一員になり、受け入れられたい)

チョッパーは、結構孤立した人生でした。そして、その中でも仲良くしていたのがDr.ヒルルク。しかし、彼も死んでしまい、最初ルフィー達と会った時も少し怯えていたチョッパー。徐々に、ルフィー達に信頼を持ち、心を開いていきます。

その時に、自分がその中の仲間となり。そして、受け入れて貰いたい。そういう感情が芽生えるのです。

ルフィーのメンバー愛は、相当なものです。たとえ、メンバーが世界を敵にしたとしても。ルフィーは、必ず仲間を助けます。それだけ仲間を信じているからです。

役割(有意義な目的を持ちたい)

サンジは、一流のコックに。ナミは、一流の航海術士に。ゾロは、一流の剣士に。などなど。

メンバーには、それぞれの夢や目標があり、その自分の役割をわきまえています。それぞれの夢を追いかけながら、仲間と共に達成する。

「海賊王に、俺はなる!」ルフィーは、これがきっかけでしたね(笑)これを、笑う人もいるでしょう。メンバーでも、最初は信じていない人もいました。ですが、不思議と今ではその夢を中心にして、自分たちの元々持っていた夢も合わせて叶えようとしています。

ステータス(公平に見られ、評価されたい)

なんか、もうこれはワンピースどうこうじゃなくて。

差別や偏見を好む人は、いないでしょう(笑) ルフィーは、私たちの一歩上を行ってる気もしますが。骸骨やトナカイなど、もはや人間ではない人たちまでも仲間に入れているのですから。

ここまであなたのリーダーシップによって呼び寄せられるチームのお話。ここからは少し応用編で、いかにして相手に気持ち良く自分の意見を聞いてもらえるか。

相手が攻撃してくるような人の場合。相手に問題があるかもしれません。ですが、そこまで怒らせるほど、あなたの態度にも問題がある場合も多いのです。人間関係の亀裂を生じさせない為の交渉術も、時には必要になってくるのです。

意見の「すれ違い」や「平行線」はこう解決せよ!

意見のすれ違いや、話や議論が平行線になった場合。

「自分の意見が素晴らしいと思います!」

と言って、果たして何人の人が賛成してくれるでしょうか?やはり、こういった場面で自分自身が少し譲歩しないといけないかもしれませんね。

一番安上がりな譲歩は、

「あなたのお話を聞いていますよ?」

アピール!例えば、

「つまりこういう事ではないでしょうか。あなたのお考えではこの件は・・・・」

人って、自分の話を聞いてくれる時が一番、心を開く瞬間ですよね。やっぱり、人間は自分自身に最も関心があるのだから!成功している社長さんって、話し上手よりも聞き上手な人が多いって言いますよね。こういう譲歩が、会話の中で絶妙に上手いのだと思います。

これが、最も簡単な譲歩であり、人が許し易い方法です。また、他の方法もあります。

「あなたは・・・」ではなく「私は・・・・」と言う

「それでは約束が違う!」

「差別だ!」

この言葉だけを聞くと、絶対相手も「ムッ」とする言い方ですよね。こんな自分の感情むき出しの言い方を、ハーバード流に変えてみると・・・・。

「それでは約束が違う!」→「こういうことになって残念です」

「差別だ!」→「これは不公平だと感じています」

(参考文献 : 『ハーバード流交渉術』)

す、凄ぇぇ・・・!!同じ内容なのに、言い方一つでここまで変わるとは。このように、自分の主張に自分の感情を織り交ぜるのです。なぜなら、こちらがどう感じるかは否定や反論が難しいから。

しかし、注意として。相手が感情的になったり、ひどく誤解していたりする時は、こちらは黙っておいた方が良いでしょう。

また、対立している「条件」の背後にある「利益」に視点を移すようにして下さい。すると、自分だけでなく相手の利益にもなる案を見つける事が多くなりますから。人は、どうしても目先にとらわれた「条件」を提示してしまいがちなのです。

なので、基本の5つの利益(ワンピースの例)に立ち返って、相手が、何を欲しているか? を、よくよく考えてみましょう。

条件をどう見れば良いか?

さて、お次は少し上級編!先程と同じように、相手の身になって考えます。まず、誰かと交渉をする時。「なぜこの条件を提示しているか」を考えてみるのです。

また、強気な姿勢と、相手への配慮の組み合わせが、交渉を成功させる鍵となってきます。交渉のプロは、こんな方法で交渉の場を潜り抜けます。

断定の代わりに質問を活用

断定は反発を招きます。ですが、質問すれば相手の見解を引き出して理解を深められるのです。質問された側は、問題に向き合う事を迫られますよね?

この「質問する」という行為が、上手くやれば相手の意識を本題に向ける事が出来ます。質問は条件提示と違い、攻撃される事もありません。しかも、批判を避けて相手を導いていく事が出来るのです。

沈黙してみる

場の空気を停滞させるので、質問された相手は、答えるなり別の提案をするなりしないと間がもちません。交渉では、じっと黙っている事も、時には重要です。なぜなら、もっとも大きな成果が上がるケースも少なくないからです。

サーバントリーダーシップの役目

どのような原理原則に基づいて、相手とどう向き合い、共通の利益と異なる利害にどう向き合っていくのか?利害を考えて、交渉の場でも行動する。それが、最近出て来た新たなリーダーシップ論に非常に役立っている交渉術です。

以前までは、カリスマ性のあるリーダーが皆を引っ張っていくイメージでしたが、最近の考え方は違います。個々人の力を最大限に発揮させる事が出来る人が、リーダーとして向いているのです。メンバーの力を引き出し、その活躍をサポートするリーダーシップを、「サーバントリーダーシップ」と言います。

一つのゴールに向かい、メンバーを集めて交渉を行いながら先導して行く。それが、現代のリーダー論の流れです。それでは、次に重要なゴールの設定方法についてみて行きましょう。

ゴールの設定方法

目標を定めて下さい。そういわれれば、あなたは簡単だと思うかもしれませんね。ですが、そのゴールを実現させる事が難しいのです。

まずは、仕事が出来る賢い人にも共通する思考法から見て行き、段々と具体的にこのゴール設定法を教えて行こうと思います。

ビジョンや本質目標の決め方と法則

エッセンシャル思考を活用しよう!

気付けばいつも忙しく、スケジュール帳にはいつも予定が入ってしまっている。自分が本当は何がしたくて、目標にしているのかが分からない。また、そういう目標があったとしても、多忙過ぎる日常の中ではなかなか達成できない。

そんな人にとってきおきの言葉があります。

賢く生きる者は、不要なものを排する。

林語堂(作家、思想家)

(参考文献『エッセンシャル思考』 グレッグ・マキューン

これがまさに、仕事がデキる賢い人の特徴だと言えます。簡潔に、そして結果だけを教えます。

"NO"と言える人間になれ。 エッセンシャル思考という名を付けた著者のマキューン氏は、このエッセンシャル思考を行う者と非エッセンシャル思考の者との対比を使って、この思考法の本髄を説明しております。

まずは、あなたに当てはまっていませんか?賢く生きる為に、そして仕事ができる人たちにとって必須のエッセンシャル思考。

あなたがその考え方を出来ているかをチェックしたいと思います。あなたは、この思考回路のようになっていませんか?

非エッセンシャル思考の考え方

優秀な人ほど、実は成功のパラドックス(非エッセンシャル思考)に陥り易い傾向があります。どういう事かと言うと、優秀な人というのは、何でも仕事を抱え込んでしまう傾向があります。それ故に、いつも忙しく、本当に自分にとって大切にしなければいけない時間を犠牲にする事がしばしばあるというのです。

つまり、仕事ができない人の特徴ですよね。その特徴を、まとめてみました。

みんな・すべての考え方

  • やらなくては
  • どれも大事
  • 全部こなす方法は?

やることをでたらめに増やす行動

  • 差し迫ったものからやる
  • 反射的に「やります」と言う
  • 期限が迫ると根性で頑張る

結果は、無力感

  • 何もかも中途半端
  • 振り回される
  • 何かがおかしい
  • 疲れ切っている

エッセンシャル思考の考え方

それでは、逆にエッセンシャル思考の思考モデルとは、どういったものなのでしょうか?

より少なく、しかしより良くの考え方

  • これをやろう
  • 大事なことは少ない
  • 何を捨てるべきか?

やることは計画的に減らす行動

  • 本当に重要なことを見定める
  • 大事なこと以外は断る
  • あらかじめ障害を取り除いておく

質の高い仕事ができる充実感

  • コントロールしている
  • 正しいことをやっている
  • 毎日を楽しんでいる

非エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとが重要だと考えます。一方、エッセンシャル思考の人は、そういったものを不要なものだと考えます。

つまり、忙しく働き、心にも身体にも余裕の無い人は、このエッセンシャル思考の仕事がデキる人には当てはまらないのです。ちゃんと心と時間に余裕のある人。そういったあなた。あなたこそが、本当の意味での仕事が出来て、人生を充実している人と言えるでしょう。

そして、この立ち止まる時間。この時間こそが、生産性をさらに高める特効薬となるのです。こう考える人は多いでしょう。

立ち止まる時間≠無駄な寄り道

しかし、エッセンシャル思考のあなたは違いますね?立ち止まる時間=前に進むための最短コースと考えるはずです。

遊びに成功の秘訣が?

もともと、"school"は、ギリシャ語で「楽しみ」という意味合いだったそうです。遊ぶと身体が健康になり、人間関係が改善され、頭が良くなり、イノベーションが起こし易くなるそうですよ。

なので、自分に余裕を持たせ、しっかりと遊ぶ時間を確保する。これが、エッセンシャル思考を持つデキる人間の行動なのです。もう少し、遊びが大切な理由に言及すると、

  • 選択肢を広げてくれる。(視野が広がり、常識にとらわれない)
  • ストレス軽減
  • 脳の高度な機能を活性化

という、効果があります。なので、皆さん。ぜひ、エッセンシャル思考を行い、十分に遊び、より賢く幸せな人間になりましょう!

常に最悪の事態を想定する

エッセンシャル思考を持っている人は、常に最悪の事態を想定します。私は、この部分がとても弱いです。なぜなら、私はいつも楽観的に物事を見て、最善のケースばかり考えていたからです。

  それでは、エッセンシャル思考を持つ人とそうでない人の特徴とは一体どう違うのでしょうか?

非エッセンシャル思考

  • 最善のケースを想定する
  • 土壇場にならないと頑張らない

エッセンシャル思考

  • 最悪の事態を想定する
  • 準備と計画に全力を注ぐ

このエッセンシャル思考を持つ為のコツは、徹底的に準備する事です。見積もりは、1.5倍で考えます(自分の見積もった時間×1.5倍

た、確かにこの思考法は大切かもしれない・・・・!

しかし、人間そんなに強くありませんよね。これを実行する上でのアドバイスがいくつかあります。人間のモチベーションに対して、最も効果的な事は、前に進んでいるという実感なんだそう。日々積み上げる小さな成功が、最も生産性を高めるのです。

習慣は、妨害に打ち勝つ為の最強の武器になり得ます。例えば、1日中「難しいことから先に取り組む」というルールに従って行動するようなものです。

悪い習慣を変える為に、行動自体よりもそれを引き起こすトリガーに着目すべきです。トリガーを見つけて、別の有益な行動と結びつけてやれば良いのです。例えば、目覚ましの音が鳴り、あなたはメールをチェックする、というトリガーがあるかもしれません。それを、目覚ましの音と共に、本を手にとって読み始める、というトリガーに変えてしまうのです。

言葉で言うのは簡単だとは分かっています。ですが、これが行動でちゃんと出来た時。あなたは、成功に近付く為の道を獲得出来たと言えるでしょう。

明確な目標の必要性

このように、エッセンシャル思考を持ちながら、次に明確な目標を定めなければなりません。あなたが本当に自分の夢や目標を叶えさせたいのならば、この明確な目標を持つ事がとても重要になります。

下の図を見て下さい。この図に従って行動すれば、あなたも簡単に自分の目標や夢を叶える事が出来るでしょう。

(参考文献『エッセンシャル思考』 グレッグ・マキューン

この4つが明確に定まっていればいるほど、あなたの望む事は叶うのです。ここで一番重要なのが、本質目標

おそらくピンと来ない人も多いと思うので、JapaNEOの例で説明したいと思います。

ここJapaNEOでの目標は、このようになります。

JapaNEOのビジョン・ミッション

男性ではなく女性自身の為に。才色兼備を目指す女性の為に、内なる芯の強さを磨く。

JapaNEOの価値観

0から1を生み出すイノベーション。

*ここでは、「イノベーション」「チームワーク」「リーダーシップ」など、企業が重視している価値の表明です。

JapaNEOの本質目標

このビジョンを、ブログやSNSを通じて広めていきたい。 目標は、オリジナル性の高い記事の発信と管理。月間10万PV(ページビュー)で、月5万円の収入が目標。記事数が多い割にPV数が稼げていないので、まずはメンバーと管理者含め全363記事の修正に焦点を当てる。また、新規メンバーは月2の新記事作成に集中してもらう。

この本質目標を、あまり明確に立てていない方が多いのではないでしょうか?おそらく、ビジョンや価値観などは企業や個人の理想や目標なので、すぐに決める事が出来ます。

しかし、この本質目標。あなたの計画を実行に移す為には、とっても重要なものなんです。

JapaNEOの四半期目標

1年間(12ヶ月)÷4 = 3ヶ月間目標

3ヶ月間で、記事修正数90と新記事作成数6。PV数30万達成目標。

ビジョン・ミッションを持ち、本質目標でそれを実行に移す。この流れが大事なのです。JapaNEOも、この目標に向かって頑張らなければいけませんね!

賢い人や成功者に共通している思考法だと思うのですが、

何でも、逆算して計画を立てる癖を付ける。 これが、最も大切な事でしょう。私の賢かった友達は、皆この思考法をしていました。これは人生のあらゆる場面で応用できる思考法だと思うので、皆さんも普段から意識して、この思考法を取り入れてみてください。そうすると、あなたの人生に変化を起こす事が出来るかもしれませんよ?

山中伸弥先生の明確なビジョン

以前に、大阪大学の山中先生の講演会に行った事があるひもくみ。講演会自体は、とても面白く、山中先生自体がユーモアに溢れたトークをしてくれたので、会場も笑いで沸き上がりました。

ですが、こういう感想も抱きました。研究者の世界でも、意外に起業家精神というものが求められているのではないのだろうか?というのも、山中先生のiPS細胞発見までの道のりが、とてもベンチャーな香りがしたからです。

そこでのお話は、ビジョンを定める事がいかに大切か、というような内容でした。そして、彼は明確なビジョンをチームと共有し、成功したのです。

今でも山中先生は研究途中で自分のゴールに向かって頑張ってらっしゃいますが、ここではビジョン持つ事の重要性の例として挙げさせてもらいます。

山中伸弥先生のビジョン

アメリカで学んだ2つの大切なきっかけ

山中先生を知る上で、このVWという思想は欠かせません。ここで山中先生も、

「アメリカのフォルクスワーゲン(VW)ではありませんよ。」

と笑いを入れつつ、説明して下さいました。

V = Vision
W = Hard Work

これはどういう意味かと言うと、明確な「ビジョン」を持って物事に「一生懸命に取り組め」ば、必ず満足のいく結果が得られる。そういう意味だそうです。

この考え方が、今後の山中先生の研究への指針となっている事は、読んで行くうちに分かってきます。そして、今のiPS細胞へと繋がるES細胞との出逢いも、山中教授に大変な刺激を与えました。整形外科医を最初は目指していた山中教授。

しかし、手術があまりにも下手だったらしく、途中進路を変えて研究者への道を進んだのです。その整形外科医時代に、どれだけ手術の上手な先生であっても、治せない怪我や病気がある事を知るのです。

何とか治せないのか・・・・・。

そういう思いもあって、基礎医学の道へ進み、そしてアメリカで万能細胞ES細胞と出逢うのです。この細胞なら、どんな病気や怪我でも治せるかもしれない!そう思い、アメリカではひたすらES細胞の研究をしていました。

しかし、山中先生にある突然の出来事が。何と、妻と娘2人が途中で日本へと帰ってしまったのです。理由は、日本の小学校で教育を受けさせたいから。これに、山中先生はショックだったんですけど、その当時のアメリカの教授が、

「これで、研究に専念出来るじゃないか!」

と喜んだのです(笑)ですが、やはり寂しくなって半年後に日本に山中先生は帰って来たらしいんですね。

日本帰国後に 発生したPAD

皆さんの中で、PADという症状を知っている人達は、ごくわずかでしょう。山中先生は、このPADをアメリカ帰国後に発症させました。それでは、このPADとは?

PAD = アメリカ帰国後うつ病

このジョークから入ったのですが、アメリカ帰国後にES細胞の為、ねずみの研究ばかりしていた山中先生は、他の教授の先生達とは違って浮いた存在に。アメリカの研究室とは違って、ねずみの管理担当者がいなかったらしく、ただただねずみの飼育に忙殺されてしまうのです。そこで、ねずみの研究ばかりをしていたので、何人かの先生方に本気で心配されたのだとか。

そして、自分の研究は、本当に役に立っているのだろうか?という、アメリカと日本での環境の違いにギャップを感じ、少しうつ気味になったらしいのです。

しかし、そこである転機が訪れます。それは、半ば研究の道を諦めつつも雑誌で見つけた奈良先端科学技術大学院大学での公募に応募した事です。それにより、何と採用になり、そこでアメリカ時代とほぼ何ら変わりないような環境で研究に没頭できるようになるのです。

そしてここからが、山中流の起業家精神が表れる場面です。ここ奈良先端科学技術大学院大学では、大学が大学院しかなく、研究生をいかに集めれるかによって、それぞれの研究室が大きく違ってくるらしいんですね。そして当然、当時の山中先生は無名のしかも教授ではなく「助教授」。実績もなく、どうやって研究生達を集めてくるか。

ここで、山中伸弥は考えました。以前、頭に残っていたVW。このビジョンの考え方を使えば良いのではないだろうか?これを生徒達の前で掲げれば、共感して集まってきてくれる生徒達がいるのではないだろうか?

研究自体、最低10年以上はかかる内容である事は当然知っていたのですが、そこは包み隠して(笑)ES細胞に対する明るい未来・ビジョンを山中先生は研究生達に熱く語ったのです。すると、3人の研究生達が集まってくれる事に!2人は、その大学の中でも優秀な生徒で、1人は中くらいだったらしいのですが(笑)彼らが、"Hard Work"の部分を補ってくれたおかげで、山中先生の研究は大いに進みます。

特にこの講演会で印象的だったのが、山中先生が研究生の生徒達やiPS細胞を発見し、実践させていく中で出会った新たな研究者達に敬意と賞賛、感謝の気持ちをとても持ってる人だなぁ、と思いました。

ビジョンがはっきりしている

これが、山中先生の最大の武器であったと言えます。そこに共感してくれる人達がいて、そして初めてチームになって、それで仕事をして行く。1人だと辛い事でも、チームだとちがう。いかに、チームを作れるか。ビジョンがあるからこそ、人はそれに魅力を感じて集まって一緒にやってみようと思えるのです。

また、山中先生はビジョンを「やりがい」という言葉にも置き換えていました。そして、人間はやりがいと義務が一致した時こそが、1番の幸せである、と。

そりゃそうですよね。あなたの仕事が、あなたのやりがいの趣味や好きな事と結び付いていたら、それだけやる気が出ますよね。山中先生は、現に彼なりのビジョンを作り、チームを作りました。彼が言っていた言葉ですが、

「自分はビジョンの方を作り、ハードワークの方を僕の優秀な研究生達がやってくれました。」

おそらく、このいかにチーム作りが出来るか。これが、ポイントなんだろうなぁ、と思いました。チーム作りの重要性と言うのは、何か新しい革新的な事を起こす時には必要なんだなと思います。

今回の山中先生の講演会で一番納得できたのが、やはり彼がiPS細胞でノーベル賞受賞という結果を残したから。実際、彼の話の中で無名の状態でチームを作り、研究に没頭し、そして結果を残す。それだけ、チームや仲間というのは大切なんだなぁ、と思えます。

どうやって、ビジョンを生み出すのか?

このビジョンを、どう創造するのか?これが、日本にとっては案外無くて難しいのかもしれません。ハードワークの人達はいっぱいいるけれど、このビジョンを生み出す人達がいない。だから、なかなか世界でも満足のいく結果が得られない。そんな気がします。

山中先生の場合。今でも変わらない部分であるらしいのですが、iPS細胞が特定の難病の人達への手助けになれると信じて研究を進めていっています。難病の人達は、本当に深刻です。患者でも、本当に特定の人達なので、病名を言うと、その患者さんの顔が思い浮かぶ程、研究者にとっては身近な、そして深刻な課題なのです。

その人達を助けたい。その為に、研究を進めるのです。

こういった「誰か・何かを救いたい」という気持ちはとても強くて、共感され易い部分であると思います。そして、そういった気持ちにさせるような出来事は社会の中で山ほどあります。ビジョンを持つきっかけが欲しいなら、まずは経験です。

そして、その経験によって自分の視野を広げてみましょう。すると、何か新しい世界や物事が見えてくるはずです。その時に、その現状に絶望した時。その時こそ、もしかしたらあなただけのビジョンが生まれる可能性があるのかもしれません。

また、山中先生は研究者たちに対して、このような言葉も残しました。

私たちにとって、結果は重要。なぜなら、結果が予想と反した時こそがチャンスだからです。そう思える人達が、研究者としての道に向いているのです。

彼の研究者としてのマインドは、とても起業家にも向いているものだと感じるのは、私だけでしょうか?

リーダーに共通した法則

山中先生の持つ信念が、企業にも当てはまる例があります。それが、Simon Sinek氏の説くゴールデンサークルです。

TEDというアメリカのプレゼンテーターを紹介するビデオで見つけたSimon Sinek氏。見た目はただのおっさん。けど、プレゼンテーションの中の彼は、光り輝いています(笑)

見終わった後でも、妙に彼のプレゼンが頭に残ってたりするので、話し方が絶妙に上手いんでしょうね。そんな彼が発表した有名なリーダーに共通した特徴。それは、一体何なのでしょうか?

Simon Sinek氏のゴールデンサークルの法則

アップルやライト兄弟、キング牧師を例として、彼らはある共通した方式で飛びぬけたリーダーになっていると言うのです。それは、他の人とは全く逆の行動パターン。

それを下のビデオで紹介しています。

ゴールデンサークルの法則

ひもくみも、さらに詳しく図にしてみました。それが、こちら。

ゴールデンサークルの法則

この図は、ゴールデンサークルと彼は名付けています。これを見ただけでは何の事か分かりませんよね(笑)Simon氏曰く、例えばアップルが普通のコンピューターの会社だったら、彼らはこんなCMを作るでしょうと言っています。

「我々のコンピューターは素晴らしく、美しいデザインで簡単に使えユーザーフレンドリー。おひとついかがですか?」(いらない)

こんな風に、大概の企業や組織は何が(What) 、どういう風に(How)良いのかを述べ、そして最終的に私たちに何か行動を期待します。これが普通です。けど、私たちはこんな文句に付いて行こうと思わないですよね?

一方、アップルは違います。アップルは、こういうでしょう。

「我々のする事は全て世界を変えるという信念で行っています。違う考え方に価値があると信じています。私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ簡単に使えて親しみやすい製品です。こうして素晴らしいコンピューターが出来上がりました。一つ欲しくはないですか?」

これは、先ほどの手段とは全く違います。

人々は「何を」で動かされるのではなく、「なぜ」に動かされるのです。

消費者が求めているものをただ提供していても、飛びぬけた企業にはなれないのです。

自分の信じることを信じる人達と一緒にビジネスをすべきなのです、と彼は延べています。

また、これは彼の意見でもなく、生物学の原理に基づいた行動なのだとも述べています。

外から中へのコミュニケーションを行っているとき、確かに大量の複雑な情報を理解できます。機能やメリットや事実や数値などです。しかし行動につながりません。

中から外へのコミュニケーションを行っているときには、行動を制御する。 脳の部分と直接コミュニケーションすることが出来ます。言葉や行為によって 理由付けは後からすることができます。 直感的な決定はここから生まれます。

つまり、「何を」で動かされる人々は身近なお金で動かされます。しかし、何故で動かされる人々は違います。彼らはリーダーの信じる「信念」に突き動かされるのです。何故なら、働くことが「そうしなければならない」という強制ではなく、「そうしたい」という自分自身の為に動くからなのです。

こういう信念を持ったリーダーや組織は、強いという事です。このSimon氏の例だけではありません。前にも触れた「ワンピース」や山中教授の例も、彼の法則の一つに当てはまるでしょう。

ワンピースだと分かり易く、ルフィーは海賊王になるという夢と信念があります。そして、そのルフィーの思いに感化されてゾロやナミ等のルフィー海賊団の仲間が出来上がって行く訳です。

けど、この中でルフィーみたいに海賊王になりたいという仲間はいませんよね?むしろ、皆それぞれの夢があります。ナミは世界一の航海士、サンジは世界一のコックさん、チョッパーは世界一の医者等々。

皆、ルフィー海賊団の「なぜ」に動かされています。しかし、誰もルフィーのように海賊王を目指していません。皆、それぞれの「夢」に突き動かされているのです。

ひもくみは、このゴールデンサークルを妙に納得してしまいました。夢や信念を持って何かやり遂げる事は良い事ととし、そしてその中でも成功している人々がいる。その方式を、このSimonのおじさんが理論体系化してくれているのです。

上司や経営者に求められるリーダーシップ

こちらのビデオは、雇われている従業員が、どのようなリーダーに付いて行きたいかというような内容です。上司に対して不安のある部下は、不信感しか生まれません。ですが、信頼のある上司が上にいる場合、部下たちは存分に力を発揮できるのです。

ここからは、組織内部のメンバー・チームの管理を行う上司や経営者のリーダーシップ論について述べて行きたいと思います。

経営者に求められること

リーダーに必要なのは、動機・目標・手段・指導力です。今まで、動機と目標、交渉手段について詳細に述べてきました。ここでは、指導力について説明して行きます。

まず経営者は、従業員の生産性がもっと高まる環境を作らなければなりません。そうやって、従業員の自由や自発性を持たせるのです。そうすれば、従業員はあなたの会社を辞めないでしょう。従業員に不安や制約を与えないように心掛けます。これが、事業成功の秘訣ポイントです。

良い知らせよりも悪い知らせ

有能な経営者は、良い知らせを誰よりも早くつかみます。ですが、それだけではそれ以上にはなりえません。さらなる上を目指したければ、これを行ってください。

傑出した経営者は、悪い知らせをまずつかみます。 よくあるパターンを紹介します。あなたの会社で問題が発生しました。その問題を、あなたの会社のマネジャーは知っています。しかし、その担当マネジャーは経営者の耳に入る前に、解決を図ろうとするでしょう。

「自分の責任範囲内だから」とその行動を正当化するのです。しかし、その本音は経営者に知られる前に、その問題をもみ消してしまいたいのです。

こんな事は、よくある事です。なので、経営者は正規の命令系統だけでなく、第二の情報伝達網を持つ必要性があります。

つまり、顧客や従業員との定期的な顔合わせが大切なのです。なぜなら、生の声(悪い知らせ)がすぐ聞けるからです。

こういった場面は、働いているあなたであればよく目にする場面かもしれませんね。私も、実際こういった場面に出くわした事があります(笑)そして、経営者にとってこの悪い知らせを掴む努力は、どの経営者にとっても必要なものだと感じました。

ビジネス・キーパーソン

ビジネスをしていく中で、必要不可欠な人材が二人います。それが、営業とマネジャーです。抽象的に述べると、このような言い方が出来ます。

外向型 外部・内部にも、組織のイメージを体現できる人物。

内向型 組織の実務を受け持つ。

(参考文献:ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 (BEST OF BUSINESS

特に内向型は、低姿勢、控えめな態度、根気強さ、人材を見抜く目を備え、細部まで行き届いた気配りを見せ、おおらかで温かく、1対1の付き合いを大切にし、能率的で近代的な運営をします。

たいていの組織(特に、製造会社)では、この両方の人材が必要です。

  • 仕事を取ってくるセールスマン(営業)
  • 仕事のこなしかたを心得ているマネジャー

営業は、絶対にビジネスでいるスキルですね。営業力があるからこそ、仕事が生まれて働ける訳です。なので、営業の経験豊富な方達が起業家になるのもうなずけます。

経営者と起業家のリーダーシップの違い

起業家には、優秀なセールスマンと共通する特徴があります。それは、両者とも自信のほどと自分の任務の重要さとを相手に伝える事ができ、周囲の人間を感化できることです。

起業家は、議題を決め、ペースを作り、職場を支配します。そして、管理職の立てた計画を無理やり破棄して、相手を従わせようとするのです。ここで、私は経営者と起業家はタイプが違うものなんだと気付きました。

やはり、経営者は会社をどう維持していくか、という事が大切です。なので、どうしても保守的になる傾向にあります。

一方、起業家は0から1を生み出すような人達です。なので、常に「革新」を起こさせようとします。

「新しいもの」を生み出すから、ビジネスが生まれるのです。これは、現在の資本主義経済に 一致しているあり方です。現在の資本主義を定義しますと、

資本主義

自ら創造したものを破壊し、新しいものを生み出し続ける。古い技術や現状にしがみつくよりは、変化を求める方が損失は少ない。

(参考文献:ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 (BEST OF BUSINESS

なので、私たちは常に新しいモノを生み出し続けなければいけないのです。そんな新しいものを生み出す法則があります。今まで述べて来たゴールの設定方法の総まとめとなりますが、この特性が強い人が起業家に向いており、交渉力が上手く、部下からの信頼感が厚い洞察力のある人が経営者に向いているように思いました。

成功者に共通する特性

決断力+目標設定+集中力=成功
これさえ失わなければ、常に新しい機会を与えてくれる。

(参考文献:ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 (BEST OF BUSINESS

起業家や経営者、その他の組織や団体のリーダーシップに当てはまる3つの特徴。それぞれの立場によって特性の弱さや強さはあるでしょうが、現代のリーダーシップ論で共通する特性だったと思います。この3つの特性を持った時こそ、あなたは現代の良きリーダーへとなれるでしょう。

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