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ブラックハットSEOによる被リンクネット詐欺被害の実体験

被リンクネット詐欺被害実体験

まだ学生時代に某大手ショッピングモールで出店者として活躍していたひもくみ。以前に、あるSEO会社に騙されました。

後々調べて行くと、私の時と同じような手口で騙されている人達や、そういうSEOのリスクの高さ等、段々と分かってきた事がありました。この失敗体験談を通して、SEOやブラック・ホワイトハットについて。また、以前のGoogleの方針から現在のSEO対策の基本。また、そのリスクやさらに詳しく知りたい方向けに書きました。

SEO会社から突然のTEL

それでは、ブラックSEOの手口について。途中解説も加えながら、話して行こうと思います。

私のオンラインビジネスが開始した直後。 その日に間に合わせようと頑張った割には、お客さんは全く来ず。

そんなに慌てなくて良かったのでは?

という思いとともに、午後に一通の電話が掛かってきました。それは、SEO会社からでした。どうやら、私のウェブページを見ながら話しているらしく、やたらと私のサイトを褒めてくるのです。私はてっきり、某大手ショッピングモールのR会社の担当者だと思いながら話していました。R会社からも、私が申し込んだ時期は3万円の広告分無料特典が付いてくると言われていたので、その話の案内だと思い、その電話口の男の人の話しを聞いていました。

ここから話すことは、SEO会社にいかに詐欺まがいな事をされたか、という事を話すつもりです。私の願いとしては、このような詐欺まがいな会社に今後、私のような消費者気分の顧客が騙されないように、という願いで書いています。

その電話の相手を、Sさんとしましょう。そのSさんはまず、

SEOというのは知っているか?

と尋ねてきました。

SEO(検索エンジン最適化)とは?

このひもくみの体験談のように、自分のサイトを知ってもらう為には、GoogleやYahoo!などの大手サーチサイトで上位ページに掲載されなければ意味がありません。自分のサイトを上位に上げる為に、検索に向けた対策を施す=検索エンジンを最適化する。それが、SEO対策です。

つまり、SEOの効果が高いサイトほどあなたの店舗の立地条件が良くなるのです。検索をした時に、あなたは何ページまでを見ますか?

普通は1ページ。さらに調べたい時には2・3ページ。

このトップページにあなたの検索ワードが現れるようにする為に、ネット上では企業や個人のサイトが日々競争し合っているのです。ひもくみは、SEOを知っていて今自分のオンラインページを見ていても、全然人が見ていない事も話しました。そして、そのSさんは私のサイトをやたらと褒めつつ、

「私も色々素人さんのサイトとかを見させて貰ってるんですけど、その中でもひもくみさん、ここだけの話あなたのサイトは、断然に良いです!」

「この私の会社、SEOは、そんなあなたのサイトのランクを上げる手助けをする会社なんです。簡単に言えば、人出があまりない店舗さんを、駅前などの人通りがある場所へとお引っ越しすると考えて貰えればイメージが付きやすいかと思います。」

そう言って、簡単にSEOについての紹介をしました。そこからは、私のビジネスについての話を聞くかたちになり、私がどういう思いでこのビジネスをしたいと思ったか。インドネシアで、スカーフを仕入れてきたこと。なかなか日本で、アルバイトすらも見つけられない状況で、やっと見つけた物流業者で荷物引きをしていること。今後、このビジネスをどうしていきたいか。そういった事を話していました。

すると、そのSさんは話の途中で私のショップページの住所を見つけ、Sさんの地元と私の住んでいる場所がかなり近い事を話し始めました。私の近所のミスタードーナツや中学校まで、共通する話題が出来て、一気に私はそのSさんに親近感を持ち始めました。そしてそのSさんも、「これだけ初めての段階で話が盛り上がる人も初めてで、今後共よろしくお願いします。」という話になったのです。

特に、このSEO会社が強調した、1ワード6,000円で3ワード登録すると、1ヶ月たったの18,000円という内容でした。私は、その段階でオンラインビジネスが3ヶ月で終了する事も言ってありました。売上が良いようなら、オンラインビジネスを続けていきたいとも話したのですが、とりあえず私は春からトルコに行く予定でしたし、強く1年間オンラインビジネスを行うという言及はしておりませんでした。

私も、この1ヶ月18,000円で、とりあえず全然集客がない今の状況を脱会出来るという話で、このSEO契約を結ぶ事に決めました。

ネット詐欺の手口

ここからが、一番詐欺の手口っぽいのですが、そこから契約書であるメールが送られて来て、電話を繋いだまま、クレジットカードで金額の支払いまでしました。そこで、金額の請求額が1年間の23万円となっていて、私は驚きました。そして、これについても質問したら、

「安心して下さい。これは、分割で払えるので。辞めようと思えば、すぐ辞めれます。」

こう言われ、私は安心してクレジット支払いまで行きました。ずっと、電話を繋いだまま。

私は、ここで学びました。何か契約をする時に、電話しながらその取り決めをしてはいけないと。なぜかというと、これは騙される時の手口で、なるべく詐欺師たちは顧客に冷静に考えさせる時間を与えさせないようにします。冷静に考えて購入出来ないようにさせ、それで要らない商品を買うお客さんが多くなったからクーリングオフ制度も出来たのでしょう。

Cooling Off=冷静になりましょう

そう言った意味合いです。さて、話は戻って。

このクレジット支払い。最初は某大手ショッピングモールのRクレジットで支払いを勧められました。なので、Rクレジットで支払いをしようとしたのですが、あちらのクレジット支払いする為の機能が働きませんでした。セキュリティ対策がしっかりしているペイメントシステムを使っているので、そこで受け付けられないクレジットとかもたまにあると説明されました。そこで、私のVカードで仕方なく支払いをしました。これで、このSEO会社と私との取引はここで終わりです。

「また何か質問等があれば、気軽にご電話をメールして下さい。」

そう言い残し、ここからはオンラインビジネスの忙しさに追われ、このSEO会社の事は一旦忘れる事となるのです。オンラインビジネスがオープンしてから、客が来ない代わりに、大量のチェーン電話・メールが来るようになりました。本当にしつこく・・・・・。

契約を結んだSEO会社の人にも、

「他の業者からもきっと、こういう広告等の電話や宣伝が来るでしょうが、無視して構わないです。」

と言われていたので、その話がこれか!と思いました。12月中旬から、SEOの効果が上がるとSさんに言われていましたが、私のオンラインショップが強制停止させられていたので、その効果は分からなかったのですが、段々と分かってきた事がありました。

ブラックハットとホワイトハットについて

それは、検索上位に本当にしているのか?という素朴な疑問です。

価格交渉人 ネギリエ月5万円でSEO!? 嘘つき!順位が全然上がらないじゃない!/【漫画】価格交渉人ネギリエ・第5話

この漫画でもある通り、SEOをしたからと言って、順位が簡単に上がるものではありません。むしろ、高いリスクを負ったブラック企業である場合が多いのです。今回私が申し込んだ会社が良い例です。この会社のSEO対策というのが、被リンクで拡散し、順位を上げていく、という手法でした。

ブラックハットとは?

しかしですね、この手法。Google先生は、このやり方を禁止しています。Googleがもっとも嫌うサイト。それが、ユーザーに対して満足の行くコンテンツを提供していないようなサイトです。

以前までのGoogleの考え方は、最もユーザーが満足するようなサイトは、そのユーザーがそのリンクを貼り付けたりシェアしたりするようなコンテンツに違いない。そう思っていました。今でも、そう思っています。被リンクとは、その良いと思われているサイトのURLアドレスを別の場所に貼り付ける行為です。今でも、Googleは被リンクの効果をSEOの要素の一つとして考えています。

ですが、この被リンクを悪用する人たちが増えて来たのです。その被リンクを大量に別のサイトに貼り付けて、検索を上げるビジネスも出来ました。そして、その昔は本当にそんなんで検索が上位に上がったんです。そんな単純な手法でSEO対策出来たのですから、さらに悪徳SEO業者が増えて行ったのです。

一方、Googleにとっては、「ユーザーに満足のいくコンテンツを提供する」という目標にこれじゃ到達出来ませんよね。まだ被リンクを貼っているSEO業者はまだしも、何もしていなくてもSEO対策をしていると名乗り出るSEO業者も稀(?)にあります。

何もしない悪徳ブラックハット

ひもくみの関わったSEO業者が、まさに何もしなかった悪徳ブラックハット業者でした。そして、ひもくみの場合さらに不幸だったのが、1年間契約の23万円を取り返せない事にありました。

「分割払いと言ってたじゃないですか?」

そう言うと、クレジット支払いで分割払いが出来るだけで、内容は1年契約だという事を譲りませんでした。そこで、私も解約を申し出ました。すると、断られたのです。Sさんによると、どうやら契約書に途中キャンセルは受け付けないと書いてあるのです。

ネットの恐ろしいところは、こちらが署名を残さなくても、契約書のファイルを添付して送り、振込みさえすれば契約成立と見なされるところです。さらに今回の場合、私は「消費者」ではなく「商人」としての扱いを受けるので、消費者保護の立場を受ける権利が難しいのです。

価格交渉人 ネギリエ詐欺なのに解約できないSEO契約!? あなたに相談した私がバカだったわ!/ 【漫画】価格交渉人ネギリエ・第6話

ここまでとは言いませんが、本当にこの漫画の内容が私のSEOの詐欺と近くて・・・・。この話は、2015年頃の話なので、現在ではこんなひどいSEO業者が減少している事を願っています。

ペンギンとパンダの一掃

Googleは、このようにユーザーを満足できないようなサイトや悪徳SEO業者を一層する為、独自のアルゴリズムを使用してそのようなサイトをどんどんと非表示にさせて行きました。その独自のアルゴリズムで起こした革命の名がペンギンアップデートとパンダアップデートです。このアップデートにより、多くのブラックハットSEO業者は動揺しました。自分たちのビジネスが、このような何の前触れもないGoogleからの命で、跡形もなく消えて行ってしまったのですから。騙された私からしたら、いい気味ですけどね。

因みに、このGoogleのアルゴリズムの変更は今でも何の前触れもなく起きるようです。良質なコンテンツを作り込んでいる方には全く関係のない話なのですが、段々と質のないサイトはSEOの順位を落とすような仕組みになっています。

ホワイトハットSEO

それでは、どのようなサイトが今後SEOで生き残れるのか?Googleを創設した2人は元々エンジニアです。彼らは、夢を持ちながらこのGoogleを作り上げたのです。

とりあえず、ユーザーを集めてからビジネスを考えようじゃないか!

そのように、普通のビジネスマンとは違った方法で成功した企業でもあります。Googleは、ビジネスとして成功するまでの間に、そうしたエンジニア気質の部分でかなり衝突や苦労をして来ました。

“Don’t be evil.”(悪に染まるな。)

この高潔な理念は、おそらくこのプロフェッショナルな2人の創設者から脈々と受け継がれてきた信念だと思います。この根本的な信念・理念がGoogleにはあると分かっていれば、自ずとどういうコンテンツがGoogleに受け入れられるか分かりますよね?

職人や匠は、自分が納得の行くまでこだわります。そして、常に完璧を求めますが、この世に完璧はありません。ですが、その「完璧」さを求める為に、常に向上していく。

Googleは、そのようなプロフェッショナルなコンテンツを提供する人たちを今後も優遇して行くでしょう。今は、彼らもまだ自分たちの理想像には辿り着いていません。なので、今後もブラックハットを根絶し、ホワイトハットを推し進めて行くでしょう。

これは、Googleからの言葉ではありませんが、ひもくみが今後のSEOに対して言える言葉が、

“Be professional.” (プロであれ。)

と思っています。JapaNEOも、そんなプロフェッショナルなサイトの一つであれば良いなと願いながら、ここで締めくくらせて頂きます。

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